本人はよくわからないと話していたが、1位になったのは妥当な結果か?
NMB48の山本彩が、毎週月曜レギュラーを務めるラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ)の6月25日放送回のこと。AKBグループのある意味“敵”ともいえる「週刊文春」が行った、現役から卒業生までAKBグループに在籍したすべてのメンバーの中から真のセンターを決めるアンケート企画「オールタイム・ベストAKB総選挙」で1位になったことについてコメントしている。同ランキングは週刊文春のメルマガ会員約2000人が推しメン3人を順位をつけて投票し、「1位=5点、2位=3点、3位=1点」といった感じにポイントを集計。その結果、山本は939点を獲得。2位の大島優子の521点を大きく引き離しての1位に輝いている。
この結果を山本も意外に思っていたようで、「いや、ほんとなんですけどよくわかんないです」と、戸惑って見せた。
「3位以降を見ていくと島崎遥香、前田敦子、渡辺麻友と2位から5位まではOGがランクイン。6位には山本の後輩である現NMBメンバーで、『女性アイドル顔だけ総選挙2018』でAKBグループ最高位を獲得していた太田夢莉が入り、7位に選抜総選挙3連覇を達成したHKT48の指原莉乃がかろうじて神7入り。本家の総選挙で1位だったSKE48の松井珠理奈は9位、3位だったHKTの宮脇咲良は12位という結果でした。いかに歴代メンバーたちが強いかということもわかりますが、山本がそれを含めても断トツで人気があることが証明されています」(アイドル誌ライター)
そこでやはり気になるのが、本家の総選挙の不出馬をここ2年貫いている山本がもし総選挙に出ていれば、松井に勝っていたのかということだろう。
「山本は過去6回選抜総選挙に出馬していますが、1度も松井の順位を上回ったことがありません。ただ、山本にとっての最後の総選挙となった16年は松井とわずか2000票の差で4位という結果でした。そして、その年の大みそかに放送された『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の『AKB48夢の紅白選抜』の人気投票では指原を押さえて、山本は1位に輝いています。この紅白の人気投票は、1人で何票も投票できる本家の総選挙とは違い、公式アプリ、データ放送から1端末=1票しか投じられないため、ファンの間でもこれが実際の人気ではないかと分析している人が多いようです。山本の場合は他のメンバーと比べてアンチが少なく、AKBの楽曲で山本が初めてセンターを務めた『365日の紙飛行機』が朝ドラ主題歌にも抜擢されたことで老若男女から支持されるようになりましたから、今回の文春のランキングで1位を獲得したのは妥当なところ。本家の総選挙だとそう簡単にはいかないでしょうが、どちらが勝つのか非常に興味深いですね」(前出・アイドル誌ライター)
ただ、当の山本は来年選抜総選挙に出たくなったかを聞かれるも「ならなかったですね~」と返答しており、来年以降も総選挙に出るつもりはないようだ。しかし、宮脇が来年は出馬しないことを示唆するなど、このままではSKEの独擅場となってしまうだけに、ぜひ、重い腰を上げて、来年の総選挙で松井と対決してほしいものだ。
(石田安竹)