サッカー日本代表の乾貴士が解説者のセルジオ越後氏に噛みついたことが話題になっている。
2月12日、テレビ東京が「香川真司の移籍は遅すぎる!海外移籍するなら試合に出ろ!」のタイトルで、香川のトルコリーグ移籍についてセルジオ氏が語るネットニュースを配信。すると、ツイッターで即座に反応したのが乾。
〈誰も海外に行っただけで満足してる選手はいません〉と前置きしたうえで、〈もちろん試合に出れる事が一番やけど、そこでもがいて頑張る事も必要になる事はある〉と真っ向から反対意見を述べ、しまいには〈あ、あとそれだけ色々言うなら、そろそろ現場で監督やってください!笑〉と強烈に皮肉ったのだ。
「乾はこれまで、海外のクラブチーム5つを渡り歩いていますが、チーム状況によっては出場機会に恵まれないまま移籍という場合もある。ただ、そうした経験は決してムダになっていないことを、身をもって体験していることから、セルジオ越後氏の一方的な“評論”に、ついクギを刺したくなったのでしょう」(スポーツ紙記者)
乾のツイートには元日本代表の岡崎慎司も賛同し、〈セルジオさんの立場だからこそ責任ある発言して欲しいというのはあるな。選手はプレーや結果で証明しなきゃいけないけど、それ以上に高いレベルに身を置きたいというのはある〉とつぶやいている。
「実際のところ、乾も岡崎も“お前が言うな!”という気持ちはあったでしょう。セルジオ氏は辛口評論がウリですが、ブラジルの名門コリンチャンスでサッカー選手としての人生をスタートさせるも1年で契約解除され、その後はセールスマンとして働きながらブラジルの2部チームを転々。それほどの実績があったとはもはや言い難く、“元コリンチャンス”の看板で食いつないでいると見る人も多いですからね。サッカーファンもそのあたりはよくわかっていますから、今回の乾の“反論”はネット上でも拍手喝采を浴びているんです」(サッカー誌ライター)
こうなると、セルジオ越後氏の「反撃」も見てみたい。