テレビ各局が激しい視聴率競争を繰り広げている朝と昼の情報番組。
一昨年、水卜麻美アナが加入した日本テレビの「スッキリ」は“水卜効果”で好調を維持している。今秋の改編では立川志らくがMCを務める朝のワイドショー「グッとラック!」がTBSでスタート。志らくは同番組の終了直後から「ひるおび!」でもコメンテーターとして出演し、TBSで「朝昼ジャック」を果たすほど「視聴率獲得」に期待が寄せられているのだ。
こうした取り組みについて「すでに視聴率を獲得している情報番組を追い抜くことが非常に難しいからこそ、各局があの手この手を繰り出しているんですよ」と指摘するのはテレビ関係者だ。続けてこう話す。
「情報番組は『視聴者の生活習慣の一部』となっています。その日頃の習慣を変えてもらうのは至難の業なんです」
さらに同関係者は「各局で『コメンテーター争奪戦』が勃発しているんです」と明かす。
「石原良純、長嶋一茂を抱える『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)が絶好調であることをみても、話題性のあるコメンテーターが出演すれば数字を見込めるのは当然の話。最近では“意外な女優”に白羽の矢が立っていると専らのウワサなんですよ」
意外な女優とは。
「90年代の人気ドラマ『ポケベルが鳴らなくて』などで知られる裕木奈江です。彼女の旧知の関係者は『誰よりも時事問題に切り込める』と口をそろえて絶賛している。アメリカを拠点に活動しているのがネックですが、それでも『週一出演』で複数番組からオファーが寄せられそうです」(前出・テレビ関係者)
コメンテーター・裕木奈江の誕生なるか。
(牧マコト)