現在はYouTuberとして活躍している、ある元人気艶系女優のYouTubeチャンネルは、5月22日現在で登録者数49.6万人を数え、なかなかの人気ぶりを誇っている。ところが、4月16日に投稿された回は〈怒ってません。助けてください。〉と、なんとも意味深なタイトルで、視聴者の関心を集める内容だった。
「本日はお話したいことがありまして、動画を回しています」
と、番組冒頭、神妙な面持ちで語りだすこの元艶系女優とは、「あいちん」こと上原亜衣。彼女のチャンネル〈あいちゃんねる〉での話の内容は、こうだった。自分は艶系女優を引退してから復帰して、YouTubeを始めて、活動的にはYouTubeが軸になっているとしながらも、「最近困っていることがありまして。自分の得た知識とかをみなさんに教えたいなと思ってやってるんですけど、コメントがですね…」として、いわゆる“性的にいやらしい”コメントが「けっこう」多いというのだ。「それはわかるんです」と自分は元艶系女優であることはわかっているとしながら「そういう仕事をしていたから全然いいんですけど、そういうコメントが多いと、動画に収益がつかなくなってしまっています」と、ズバリ内情を吐露したのだ。
そういえばYouTubeのチャンネル登録者数205万人を抱えるお笑いタレントの江頭2:50が、かつて動画の内容が内容なので、YouTubeに広告がつかないと心配していたが、上原が言うには、動画につくコメントの内容にも広告の有無が左右されてしまうということだった。
さらに上原の心配は「女の子とかも見てくれていたりとか、YouTubeから知ってくださった方もいらっしゃったりとか」と、すべての視聴者が“いやらしいコメント”に同意できる人ばかりではないと指摘しつつ、ただし、艶系女優であった過去を隠したいといったことではないので、と断りながらこうも語る。
「そういうコメントをしたい方もいっぱいいると思うんですよ。そういう方は、Twitterなりね、Instagramなりね、ニコ生もやっているので。ニコ生は性の相談にも答えているので、そっちに下さい」
これを受け、〈今日からは心を入れ替えて動画みます。シンプルに亜衣さんがすきだから〉と改心を宣言する視聴者のコメントも多数あり、上原の思いはファンに届いたようだ。もっとも、懸念すべきはファンではなく、おもしろがってファンを装う“ファンもどき”だろう。そんなコメントを見かければ、解決できるように、ファンの力を結集してもらいたいと筆者も願うばかりだ。
(ユーチューブライター・所ひで)