コンビの不仲が取り沙汰されているベテランお笑いコンビのおぼん・こぼんが去る12月16日に放送された「ナイツ ザ・ラジオショー」(ニッポン放送)にゲスト出演、スタジオ内が一時険悪な空気になる事態となった。
おぼん・こぼんはまず、「どうも~こんにちは~」と明るく登場すると、「仲良いですよ、ふたり」「まったく別々の楽屋でした」などと、不仲ネタを織り交ぜながらも終始和やかに番組は進行した。
「ふたりは『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でナイツの仕切りでこぼんさんに“解散ドッキリ”を仕掛けたり、催眠術で仲直りさせる様子が放送されるなど、仲の悪さを露呈していましたが、今回のラジオ放送を聞いていると、二人の不仲はビジネス上のネタなのではと思えるほど、息の合った進行を見せていて、当初雰囲気は和やかでしたね(笑)」(エンタメ誌ライター)
2人はナイツや水曜日パートナーのメイプル超合金・安藤なつを相手に、お笑い界の貴重な昔話や趣味の草野球の話などを険悪な空気を醸し出すこともなく、とはいえ「おたがいのプライバシーには関知したくない」などと、仕事を離れても親しくつき合う関係ではないことを匂わせながら進行。笑いのあふれる時間となった。
ところが、ゲストコーナーもそろそろ終わりに近づいた頃、おぼんがおもむろに「何でか言おうか?」と、不仲になったきっかけを語り出したのだ。
おぼんは、不仲の理由は自分が「ヘソを曲げたこと」にあるとし、7、8年前に家のローンが全部終わったが、それまでは「おぼん・こぼんで稼がないと」と我慢してきたことをぶっちゃけ、ローンが終わったことで、「コンビのことよりオレ自身のことを考えよう」と思ったことを告白。
おぼんは続けて「この人偉そうに言うだけで何にもしないわけよ。ネタ考えるわけでもなし、いろんなことを全部オレに任せるわけ」と、こぼんへの不満が噴出。するとこぼんも「任せてもやんないだろうが」と反論し、スタジオの空気は一変したのだ。
“ヒートアップ”するおぼん・こぼんにナイツの塙宣之は「2分でこんなに空気かわることあります?楽しくやってたのに…」と冷や汗。安藤が「ダダ~ん!ボヨヨン」と一発ギャグをかまして何とか事態を収拾したのだった。
「リスナーからは『会社に嫌いな人いるけど、頑張って働こうと思った』なんてコメントされていましたが、おぼん・こぼんの2人は決して良好な仲とは言えなそうですが、コンビでお金を稼げるうちはふたりで頑張って活動しそうですね(笑)」(前出・エンタメ誌ライター)
仲は冷めてしまっていたとしても、お笑いに対する気持ちは2人ともまだまだ熱いようだ。
(石見剣)