今シーズンより、巨人の投手チーフコーチ補佐に就任するとことが決まった、桑田真澄氏。もともと独自の野球理論を持つ桑田氏だが、20年間籍を置いた巨人を離れ、2007年にはMLBのピッツバーグ・パイレーツに移籍。巨人がMLB経験者をコーチに迎え入れるのは初ということもあり、大久保博元氏、高木豊氏、片岡篤史氏、田尾安志氏など、元プロ野球選手も自身のYouTubeチャンネルにおいて期待を語っている。
そんな風潮の中、桑田氏の巨人入閣に「ちょっと待った!」をかける人があった。巨人OBの元プロ野球選手、中畑清氏である。
テレビ東京が運営するYouTubeのスポーツチャンネル〈テレビ東京スポーツ〉の、1月12日に〈桑田真澄コーチ電撃就任「原監督の打倒ホークスの秘策!?」15年ぶり巨人復帰の3大なぜ?を本音で語る【キヨシの超本音解説】〉とタイトルされた投稿回を観てみると、中畑氏は「クエスチョンがつく人事」と首をひねった。
理由として、すでに巨人には投手コーチが豊富に居り、折り合いがつくのか?…といった点や、中畑氏が推奨する「投げ込み、走り込み」を桑田氏は否定していることを挙げ、何事も前向きに捉える「絶好調男」らしからぬ、桑田氏に対しては後ろ向きな発言の多い中畑氏だった。
視聴者からも〈ケチをつけたくない、そう言いつつもケチつけまくりな清さん格好悪いです ガッカリ〉〈これって原監督批判?〉といった少々落胆ぎみなコメントが目立っていた。
桑田氏入閣に全員が諸手を上げて歓迎し、万一悪い成績で終わった時に、今度は一斉に不満を唱えるのはネット社会の悪い風潮。中畑氏のような意見があるのはむしろ健全なことであるはずだ。
(ユーチューブライター・所ひで)