酒井法子が主演を務める映画「空蝉の森」が2月5日から公開。2014年には撮影されていたものの、お蔵入り同然となっていた主演作がついに日の目を見ることとなった。お蔵入りについては2009年に薬物事件で逮捕された影響を指摘する声もあるが、実際には制作会社の倒産が主な原因だという。
「酒井にとっては2012年の女優復帰宣言以降、初の映画となります。しかし本人とは関係ない理由でお蔵入りになっていたとはいえ、ほかに出演作がないこともまた事実であり、本格復帰にはまだほど遠い状況は否めません。ただ、今回の映画公開が彼女にとって、大きなきっかけになる可能性を秘めているとの見方もあります」(業界関係者)
薬物事件に対する世間の目は厳しく、映像作品からほとんど声がかからなくなった酒井。しかし今回の映画が話題になれば、今も高いネームバリューを持つ証明となるはずだ。その場合、高い知名度に目をつけるメディア企業が声をかける可能性が取りざたされているというのだ。
「ネットフリックスなどの動画配信サービスであればテレビや映画と違って、過去に問題を起こしたタレントの起用にも批判が起こりにくい。そのうえ酒井には人気ドラマで主演を務めていた演技力があり、彼女を起用した配信限定ドラマなら十分に勝算はありそうです」(前出・業界関係者)
しかも動画配信サービスなら市場は日本国内に留まらず、海外に販路を求めることもできる。もとより酒井はアジア進出タレントの先駆けとして香港や台湾での人気が高く、海外からのアクセスも期待できそうだ。
「ただ、動画配信サービスは数字に厳しいもの。単に酒井を起用した、というだけでは確実に人気を得られる保証はありません。そのため出演に際しては激しい艶演技や、それこそマッパになることを要求する可能性も十分にあります。そこで堂々とした演技を見せることができれば、確実に再評価されるはずとの目算もあるようです」(前出・業界関係者)
薬物事件後には定期的に“脱ぐ”とウワサされていた酒井。今度こそはその時が近づいているかもしれない。
(浦山信一)