阪神タイガース一筋13年、最優秀救援投手のタイトルにも輝いたことがある元プロ野球選手・中西清起氏のYouTubeチャンネル「中西清起の虎の穴チャンネル」に、同じく元プロ野球選手であり、阪神時代の戦友、新庄剛志氏が出演した(7月25日投稿回)。
阪神で人気を博した新庄氏は、2001年にMLBのニューヨーク・メッツに移籍。3年間、MLBに籍を置くと、04年に北海道日本ハムファイターズへの移籍で日本プロ野球界に復帰。新庄氏3年目の06年にはリーグ優勝、日本シリーズでは落合博満監督率いる中日ドラゴンズ相手に4勝1敗で日本一にも輝いた。
その新庄氏が、MLBから日本プロ野球界に復帰する際、日本ハムを選んだ理由とともに「僕と一緒にユニフォームを着ないかい?」と、巨人の原辰徳監督からも誘いがあったことを明かした。
しかし、阪神で育った新庄氏は、ライバル球団の巨人入りにはためらいがあったようで、「パ・リーグの弱いチームで、俺が入ってどんだけ変えられるもんか…」と思索を始めたとたんに日本ハムから声がかかり、日本ハムの北海道移転のタイミングも相まって入団を決意したという。
その後、有言実行とばかりに新庄氏は日本ハムを人気球団に押し上げたわけだが、ちなみに03年シーズン終了後、巨人は堀内恒夫氏の急遽監督就任が決まり、原監督は辞任に追い込まれている。新庄氏がそんな動きを察知して巨人を“蹴った”かどうかは分からないが、野球ファンとしては「もし…」を想像させる興味深い動画だ。
(ユーチューブライター・所ひで)