アクセサリー製作や裁縫など多芸で知られる女優の伊藤かずえ。書道もその1つで、伊藤枝鳳の雅号を持ち、インスタグラムで書を公開することも多い。そんな伊藤が一風変わった書を公開し、注目を集めている。
伊藤が始めたのはドラマの名言を書いた書道作品。それも自身が出演したドラマの名言を書いている。8月27日に「スクール☆ウォーズ」(TBS系)の名言を公開したのを皮切りに、28日には「不良少女と呼ばれて」(TBS系)と「ポニーテールはふり向かない」(TBS系)、29日には「乳姉妹」(TBS系)、9月2日にも「乳姉妹」の名言の書を公開した。どれも一世を風靡した「大映ドラマ」だ。
「スクール☆ウォーズなら『相手を信じ 待ち 許してやること』と主人公・滝沢賢治の名言が伊藤の達筆で書かれていて、すごいを通り越して笑ってしまった人も多いようです。非常に凝っていて、スクール☆ウォーズの書は伊藤が演じた富田圭子の名になっているんです。不良少女と呼ばれては長沢真琴、ポニーテールは麻生未記とこだわりがすごい」(週刊誌記者)
驚かされるのは伊藤の記憶力。ドラマの名言がほぼそのまま書かれているのだ。
「書くにあたって調べたのではないかとの指摘もありますが、伊藤は記憶で書いたと思われます。というのも、表記が一部異なっているからです。例えば『乳兄弟』のナレーションの『春の暴風雨(あらし)』を伊藤は『春の嵐』と、『二人の嬰児』を『二人のみどりご』と書いている。もし調べたのであれば正確に書いたのではないでしょうか。微妙に違うということは記憶をたよりにしたと考えられるんです」(前出・週刊誌記者)
伊藤かずえの今も熱い「大映ドラマ愛」が伝わってくるようだ。