人気女優が突然、休業すれば世間の注目が集まるのは当然。なのに、過熱する報道への「抗議声明」を発表したものだから大騒動に発展してしまった。しかも「ワタシ発信以外に事実はない」って、そんなミもフタもないこと言われちゃ、アサ芸もダマっていられない。彼女の言動を総チェックしてみると‥‥。
〈どれだけの人を巻き込んだら気が済むのだろう どれだけの人を傷つけたら気が済むのだろう どれだけ物語りを広げるのだろう どんな写真を撮ったら満足するのだろう 嘘をつき続けて苦しくはありませんか?〉
女優の戸田恵梨香(33)が自身の公式インスタグラムに抗議の画像をアップしたのは10月27日のこと。真っ黒な背景に白文字のみ、その内容も相まって「映(ば)える」なんてものではない。事の深刻さしか伝わってこないものだった。
背景には前日に発売された「週刊女性」の記事がある。親友である女優の水川あさみ(38)との関係が変化して、不仲に陥っているという内容だった。
同日同時刻に水川も公式インスタを更新。真っ黒な画像の横に〈芸能人が嘘をつくと怒られるのに 週刊誌が嘘をつくと怒られないのはなぜですか?〉との文章を掲載。申し合わせたかのような行動からも、「週刊女性」の記事への「抗議声明」であることがわかる。
2人のアクションに芸能界の同業者からは称賛の声が上がる一方で、芸能マスコミには反発するムキもある。スポーツ紙芸能担当記者は、そのひとりだ。
「発端は戸田の突発的な休業にあります。10月20日に『WEB女性自身』が報じたのですが、戸田は主演映画とドラマ2本を連続ドタキャンしたというのです。記事中、所属事務所が近く休養を発表するとあり、各メディアは事務所に問い合わせをしたわけです。ところが『この件については一切対応しない』と。そうなれば、不都合な事実を隠そうとしているのではと勘ぐる。『週刊女性』の記事も、そのひとつです。たかが芸能ニュースかもしれませんが、小さな隠蔽を許せば、権力を監視するメディアの役割自体が‥‥」
堅苦しい話になりそうなのでこの辺で割愛するが、いまだ戸田の休業理由は判然としていない。「おめでた説」も浮上したが、目下は「精神的不調」が有力視されている。一連の対応について、芸能ジャーナリストの竹下光氏が疑問視する。
「そもそも過去に散々、好き勝手に書かれてきた戸田が、なぜあの記事でキレたのか。考えられるのは、水川を巻き込んだからということしかない。水川は5年前に事務所から独立して、ネガティブな記事を書きたてられてきた。今回の『抗議声明』でも、〈だれかがわたしを攻撃して〉と書いていて、精神的不調になっているのは水川のほうなのではと思えるほど。むしろ戸田は親友のために一肌脱いだように見えて、普段と変わらないのでは‥‥」