「指導資格持っていますね。珠算の‥‥。そろばん」
「アルバイトでそろばんの先生とかやってました」
と意外なキャリアを口にしたのは吉高由里子(33)だ。所属事務所アミューズの公式YouTubeに吉高が参加。所属タレントの帰宅に密着して話を引き出す「帰宅部」という企画に4回出演し、11月12日に配信された回では「そろばん指導者」の資格をアピールしたのだ。
「他のタレントの登場回は多くて1万回ほどですが、吉高が初登場を飾った回は114万回再生を記録する大ヒット。二日酔いにならない体質や、ハイボールが欠かせない飲酒習慣など、私生活を赤裸々に明かしていた」(芸能記者)
時に女優としてマジメな一面を覗かせて、
「自分に関係あるなしにかかわらず、全ドラマの1話目をまず見て、好きなのだけ2話以降も見る。お勉強になるし、『次、こういう作品やりたい』とかに繋がるからね」
と、全てのドラマの初回放送を確認していることを明かしたのだ。
そんな吉高だが、現在放送中のドラマ「最愛」(TBS系)で華々しいスタートを切った。10月15日放送の第1話の見逃し配信回数が287万回に達し、歴代TBSドラマで第1位に。
同作は15年前の行方不明事件と現在の殺人事件を軸に描かれるサスペンスで、ストーリーは完全オリジナル。原作がないため、先の読めない展開が醍醐味だ。
「撮影現場は、控え室から笑い声が絶えない和やかなムードでしたが‥‥」
とはドラマ関係者。撮影開始当初の吉高は、オリジナル脚本ならではのモヤモヤを抱えていたようで、
「(序盤の)台本はあるけど、本当に結末を教えてくれないんだ」
と言いながら、親しいスタッフと真犯人について、あれこれ考察に興じていたという。
「主演の吉高でさえも結末は教えてもらえないのかと思いましたね」(前出・ドラマ関係者)
そろばんの指導歴を有する計算力をもってしても、主演ドラマの結末は弾き出せなかったようだ。
先のYouTubeでは「お家にそろばんありますか?」というスタッフの質問に、
「ないよ。すぐ電卓使っちゃう」
笑って即答した吉高。気になる「最愛」の平均視聴率は初回の8.9%から下降線をたどっているが、
「見逃し配信が普及しているので、吉高本人も視聴率を気にしている様子はなかったですね」(前出・ドラマ関係者)
電卓を叩くこともなさそうだ。