4月から始まった各局新番組も、視聴率の勝ち組負け組がはっきりしてきた。注目の対決のひとつは、ダウンタウン松本人志がコメンテーターを務め、「笑っていいとも」の後番組として注目されていた「ワイドナショー」(フジテレビ系)と、爆笑問題が司会を務めるTBS「サンデージャポン」の視聴率争いだ。
犬猿の仲とされる両者だが、「新鮮味もあって松本が善戦するのでは?」との予想を裏切り、初回は「サンジャポ」が視聴率11%と「ワイドナショー」の7.2%を引き離し、その後も圧勝の様相だ。その大きな原因として「ワイドナショー」が生放送でないことが挙げられるが、それには番組内の“大人の事情”が関係しているという。
「失言などの心配は松本クラスになればほとんどない。しかし、メイン司会の東野幸治のスケジュールが押さえられないんです。11時ぐらいから裏番組の日本テレビ『東野・岡村の旅猿』があり、『ワイドナショー』は苦肉の策で東野のいる11時までをA面として、いったんぶった切る。11時以降をB面にし、そこからは佐々木恭子アナが仕切るんですけど、それが足を引っ張っているカタチです」(テレビ関係者)
佐々木の司会はどこか上目線で評判が良くないのだとか。
「佐々木アナは、もともと『とくダネ!』での原稿読みのアドリブ技術の高さが評価されてきたが、あくまでメインの小倉智昭さんの存在があってこそ。東大卒の才媛の彼女は、バラエティの経験があまりなく、芸人に対しても当たりがきつい。それが如実に番組に出ているので、視聴率も番組も盛り上がりません」(番組関係者)
ワイドナも生放送にして、ダウンタウン松本と爆笑問題どちらが面白いか、完全決着をつけさせてみては?