事件

紳助親分の終末(5)悩み事の相談で「貞操防衛」

 紳助は新人アイドルを常にチェックし、みずからの番組にキャスティングすることもあった。
 紳助が引退する少し前の「クイズ!ヘキサゴンⅡ」。これから売り出そうというアイドルタレントがゲストとして呼ばれた際のこと。
「このアイドルはトークのレッスンを受けるなど、しゃべりの技術を磨いていたんです。ところが、紳助という大物芸人の番組に出演する緊張感もあってか、その成果を何も発揮できないまま終わってしまい、意気消沈」(番組関係者)
 というのも、何やら紳助の様子が変だったのだという。関係者が続ける。
「どうやらそのアイドルが、自分の母親が紳助と同世代などと発言したとたんに、紳助が引いてしまったらしいんです。そりゃ、紳助には下心がありましたが、このひと言で萎えたんですね」
 勝手に下心を抱き、張り切る新人のトークを潰すとは、迷惑な話である。
 だが、そんな紳助に敢然と立ち向かうツワモノもいる。ある時、紳助が自分の番組に、お気に入りの女性タレントだったマリエ(24)を呼ぼうとした。お笑い番組関係者が明かす。
「仕事をやるからとチラつかせることで、ついでに口説こうとしたんですが、マリエはなびかなかった。何しろ大資産家令嬢ゆえ、金や仕事欲しさに相手に従うという気持ちがないからです。ダメ出しを食らった紳助は、手を引くしかなかったといいます」
 ヘキサゴンファミリーの一員である里田まい(27)とスザンヌ(25)は、タッグを組んで「防衛策」を講じていた。構成作家が言う。
「2人は周囲の関係者から、紳助が気に入った女性タレントを口説き落とし、深い関係に持ち込むことを聞かされていました。そこで、紳助に口説かれないため、先手を打って、わざと恋の相談を持ちかけていたんですよ。『今、こんな彼氏がいて‥‥』と、悩み事を打ち明けるんです」
 里田の交際相手は楽天・田中将大(23)。スザンヌはソフトバンクの斉藤和巳リハビリ担当コーチ(33)と熱愛中だ。構成作家が続ける。
「そんな恋愛相談にアドバイスをしたあとでは、紳助といえど、なかなか“踏み込む”ことはできない。この方法が有効であることに2人は気がつき、何とか難を逃れたんです」
 おバカタレントも実は賢かったのである。
 一時は大ブレイクしたエド・はるみ(年齢不詳)。ところが、しばらくするとテレビではあまり見かけなくなった。芸人としての限界なのか、それとも‥‥。
「背景には、紳助との衝突があったんです」
 と話すのは、日本テレビ関係者だ。
「エドは08年、日テレの『24時間テレビ』でマラソンを完走した。通常、マラソン出演者は日テレがその後1年間、『面倒を見る』ことになっている。ところがエドは、1年を待たずしてハシゴを外された。紳助の番組で、何か意見するような発言をしたとかで、紳助は『あんなヤツ、使わんでもええ』と、干すように命じたんです。被害を受けたエドは頭に来ていますよ」
 憤懣、やる方なし─。

カテゴリー: 事件   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論