TVより面白い海老名家の茶ぶ台ひっくり返し
母・香葉子 VS 長女・美どり VS 次女・泰葉
名門一家にくすぶる肉親のいがみあい確執
母の「世間体重視」が娘たちを追い詰めた!
この秋始まったホームバラエティ「海老名さん家の茶ぶ台」(TBS系)で“家族”を前面に押し出す海老名家だが、実はその裏側で母と娘2人の壮絶な戦いが繰り広げられていた。
「こぶ平が九代目正蔵を襲名した時のパーティで、いっ平が『ねえ、凄いでしょ? 母と美どり姉さんと泰葉姉さんが並んでるんですよ。笑っちゃうでしょ』ってささやいたんです。確かに、海老名家にとっては珍しい光景でした」
海老名家について話すのは、ベテラン芸能記者だ。“どーもすみません”の名セリフで一世を風靡した初代林家三平亡きあと、香葉子さん(78)が守ってきた海老名家。2人の息子も落語家として順風満帆で、幸せな家族のように見えるが、実はその陰で根深い母娘の確執があるのだという。
「発端は美どりさんの“マスコミ会見”まで遡ります」
91年、海老名家の長女で俳優・峰竜太の妻・美どり(58)が、“緊急会見を行う”と告知。記者たちは“いよいよ離婚会見か‥‥”と集まったところ、蓋を開けてみれば“ミステリー作家宣言”だった。
「この大ひんしゅく会見に香葉子さんが激怒し、この行動を全否定。何でも“自分が正しい”と思っている香葉子さんをうっとうしく感じていた美どりさんでしたが、この一件で完全に亀裂が入ったんです」
この時、次女の泰葉( 50 )は母方についたため、美どりとは疎遠になる。
「泰葉は小朝の妻として裏方に徹していましたが、夫婦としての関係は悪化していました。香葉子さんに相談しても小朝の味方をするばかりで、泰葉は追い詰められてしまったんです」
そして、07年の離婚騒動となる。
「金屏風の前での異例づくめの離婚会見でした。小朝のことを“金髪豚野郎”と罵ったかと思えば、急に号泣したり、連日ワイドショーをにぎわした。この時、香葉子さんは泰葉を見放したんです。08年には泰葉が自身のブログで母親と“絶縁宣言”しました」
おっとりとした話し方。古風な古きよき日本人女性のかがみのような香葉子さんだが、実像は違うようだ。
「昔、こぶ平(現正蔵)がテレビ朝日の番組収録中に事故にあった。テレ朝サイドは、香葉子さんに“賠償請求してください”と言って謝ったそうです。ところが、香葉子さんは『賠償なんかはいりませんから、レギュラーをください』と」何ともスゴ腕のマネジメ ントぶりだ。それだけではない。息子の恋愛にも口を挟むという。
「こぶ平が昔つきあっていた女性が気に入らなかった香葉子さんは、その女性に数百万円の手切れ金を渡して別れさせたんです」
では、今年二代目三平と結婚した国分佐智子(34)との関係はどうなのか。
「国分が嫁として香葉子さんを立てている間は、良好でいられます。世間体を気にする香葉子さんですから、嫁いびりはしませんよ」
この先、関係修復の可能性はあるのだろうか?
「血がつながっているからこそ、根深いものがあります。香葉子さんが折れないかぎり、バラバラのままですね。救いは、あの一家の男たちはとても仲がいい。だからかろうじて体面を保っていられるんです」
海老名家の母娘対立はまだまだ続きそうだ。