「煉獄コロアキ」の名義でYouTuberとして活動し、「私人逮捕系」として女性をつけ回し撮影したとして、杉田一明容疑者が、名誉棄損容疑で警視庁に逮捕された。
杉田容疑者は今年9月、都内の帝国劇場にいた18歳の女性を勝手に撮影し、「チケットを転売してした」「お姉さん、パパ活やってるでしょ」などと言いがかりをつけた上で、「転売ヤー」「パパ活女子」「8万円返せ」などのテロップとともに、動画をモザイクなしで投稿。女性は友人と待ち合わせをしていただけで、帝国劇場で観劇する予定ではなかったといい、警視庁も「女性が不正転売をした事実はない」としている。
さらに別の女性に対しても、タクシーに乗ろうとしているところに、これまた同様の言いがかりをつけて引きずり降ろそうとした杉田容疑者は取り調べに対し、「はい、理解しました」などと話しているという。
私人逮捕は、誰が見ても100%犯罪行為があった時に、警察が来るまでの間、一般人が容疑者を取り押さえたりして確保することを指す。杉田容疑者の行為がそれに該当しないことは明らかだ。
こうしたいきすぎた私人逮捕と称する動画投稿を繰り返したことで、11月8日には杉田容疑者のYouTubeアカウントが停止していた。この措置に対し、杉田容疑者は自身のXで〈YouTube永久banふざけるな 俺様の月150万~200万の不労所得がなくなったぜ マジでふざけんじゃねぇ〉と怒りをあらわにした投稿を行っている。だが、
「実際にはそんな不労所得はなく、金に困っていた」
と語るのは、杉田容疑者をよく知る男性だ。
「150万円から200万円というのは、あくまでもXのアクセス数で換算しただけの話で、実際は全然稼げていないようでした。仲間からも嫌われていたし、一部の人間からは『コロアキ動画を見るな』と不視聴運動を起こされていたほど。周囲の人間は関わりたくないとアキレていましたね」
Xは旧Twitterから名称を変更後、広告収益プログラムがスタートした。杉田容疑者もそれを狙っていたというが…。
「フォローはとっくに外しても、おすすめとして流れてくるんです。コロアキの収益に協力したくなかったので、あえて興味がないと非表示にしていましたね」(前出の男性)
仲間内からも総スカン状態だったのである。