5月29日から「めざましテレビ」(フジテレビ系)にレギュラー出演することが決まった人気ユーチューバーのヒカキン。同番組の人気コーナー「ココ調」から派生した「ヒカ調」のレポーターとして、小中高生の流行を調査するという。
動画サイト・YouTubeにおけるチャンネル登録者数が400万人を超え、ネットの世界で多大な影響力を持っているヒカキンだが、昨今はテレビにも積極的に出演。栄養ドリンクのCMではキングカズこと三浦知良と共演している。
そんな彼の「めざましテレビ」レギュラー決定に、YouTubeチャンネルのコメント欄でも祝福のコメントが寄せられているが、フジテレビ局内では肯定的な意見ばかりではないようだ。
「キャスティングとして褒められたもんじゃありませんよ」
と眉をひそめるのは同局の社員だ。
「“子供ウケ”のいいヒカキンさんを使えば数字が取れると考えているのでしょうが安直すぎます。彼がYouTubeで人気を集められているのは、企画から出演、動画編集まで一貫して本人がやっているからであって、さすがに『めざまし』のワンコーナーに出演するだけでは良さは出ないのではないか」
日本テレビ系「ZIP!」と激しい視聴率競争を繰り広げる「めざましテレビ」。果たして人気ユーチューバー起用は功を奏するか──。
(白川健一)