御年67、大女優のかたせ梨乃にこのような「苦行」を課すとは、いったい何を考えているのか…。
5月25日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送された「あさこ梨乃の5万円旅第16弾」に、視聴者から非難の声が上がったのだ。
問題になったのは、旅のルート設定だった。茨城県の阿字ヶ浦海岸をスタートし、ゴールは筑波山の山頂。一見すると、いつものよくあるルート設定のように思えるのだが、ゴール直前に「地獄」が待っていた。
筑波山ケーブルカーに乗り、筑波山頂駅で降りると、山頂までは徒歩で約15分の道のり。それはハイキングと呼べるようなライトなものではなく、登山と呼ぶにふさわしい山道だ。ゴール直前は手をついて岩を乗り越えていかなければならず、いとうあさこが「きつい」と音を上げる。Perfumeの樫野有香は「ここを行くの?」と仰天した。そこを大女優に行かせたのである。とても見ていられなかったと眉をひそめて話すのは、テレビ誌記者だ。
「かたせはこの日、純白のズボンに花柄のジャケットという服装で、まるで舞踏会にでも出るかのようでした。そんな衣装できつい山登りをさせられる姿は、とても痛々しいものがありましたね。67歳という年齢もありますし、2023年に足をケガして番組を休んだことがあります。もう少しルート設定を考慮すべきではないでしょうか。あれでは彼女が潰されてしまいますよ」
番組も一応はかたせの体調を考慮し、メンバーの誰か1人が山頂に着けばゴール、というルールにして「あまり無理をしないように」とディレクターが呼びかけた。だからといってかたせがまったく登らずに済むことはなく、結局はゴール直前の岩山まで行くハメに。岩に手をついて、
「無理。諦めます。ははは。だってこれ登ったら、下りてこられないもん」
リタイヤしたかたせは笑ってはみせたものの、明らかに不満顔だ。まさか登山になるとは…と思ったに違いない。
先のテレビ誌記者が、視聴者の心境をこう代弁する。
「登山をするかたせよりも、ほろ酔いで艶っぽくなった彼女やお風呂シーンを見たいんです。かたせが苦しんでいる姿は望んでいません」
次回はこの反省を生かし、視聴者が喜ぶ楽しい旅を見せてくれないものか。
(鈴木誠)