テリー 旭川ではどんな青春時代を過ごしてたの?
花咲 高校の時は、ほんとにおとなしくて。今でいう「陰キャ」みたいな。多分、「しゃべりかけないでほしい」っていうオーラが出てたと思います。
テリー へぇ、全然そうは見えないけど。ということは友達がいなかったの?
花咲 少しはいましたけど、高校の時は7時間授業のコースにいたので、ほとんど友達と遊んだこともなかったです。
テリー ええっ!? 7時間授業っていうのは、そんなに忙しいの?
花咲 はい。授業が朝8時半から4時まであって、それが終わったら部活があって。で、夏は6時半とか7時に部活が終わるので、その後に教室に戻って、自習したりとかして、8時に帰るっていうような生活で。なので、友達と遊んだのは夏と冬に1回ずつ、年に2回ぐらいでした。
テリー 8時から遊びに行かないんだ?
花咲 門限が8時だったので、それより遅くに帰るとかはなかったです。
テリー 門限は誰が決めたの?
花咲 お祖父ちゃんとお祖母ちゃんが。別に門限って言われたわけじゃないんですけど、暗黙の了解みたいな感じで、「8時に学校終わったら、すぐ帰っておいで」って。
テリー そうか、マジメだなぁ。そうするとね、さっき花咲さんのDVD(「ミルキー・グラマー」)を見させてもらったんだけど、すごく胸が大きいじゃないですか。そういうのはいつ気づいたんですか。
花咲 周りより胸が大きいなと思ったのは、中学1年の終わりか2年ぐらいの時です。バスケットをやっていて、走ると何か痛いなと思って。その時からサラシみたいなサポーターで胸が揺れないように潰して、バスケットをやってました。
テリー 「私、みんなより胸が大きい! やったー!」じゃなかったんだ?
花咲 すごくイヤでした。グラビアを始めるまで、ずっとコンプレックスで。ずっと猫背で小さく見えるようにしてました。
テリー でもさ、中高生の時だと目ざとく言ってくる男子とかいなかった?
花咲 いなかったです。クラスの半分以上の男子としゃべったことがなかったので。
テリー ええっ、そんな感じだったんだ。全然見えないなぁ。でも、クラスの男子じゃなくても部活とかさ。部活は何だったの?
花咲 高校は男子サッカー部のマネージャーです。
テリー じゃあ、話さないといけないよね。
花咲 はい。だから、サッカー部の男子ぐらいしかしゃべったことがなかったです。
テリー そうなんだ。そんな女の子がどうして芸能界に入ることになったの?
花咲 高校3年生の夏休みに東京で養成所のオーディションを受けたら合格したので、すぐ養成所に通うことになって。高校を卒業してから東京に出てきました。
テリー 養成所って?
花咲 そこでお芝居とモデルのお勉強を2年間して、俳優事務所に所属したんですけど、お芝居があんまり得意じゃないというか、苦手意識が強くて。それで去年の6月ぐらいに辞めてしまいました。
テリー 自分から辞めるって言ったんだ?
花咲 はい。でも、やっぱり芸能界で頑張りたかったし、胸がコンプレックスだったので、「逆にグラビアの世界にアピールしちゃえばいいんじゃないかな」と思って。
テリー なるほど。で?
花咲 たまたまグラビアをされてる方と知り合う機会があって、「グラビアの世界ってどういう感じですか」とか聞いて、撮影会を紹介していただいて。そこで今の事務所の社長と出会いました。
ゲスト:花咲楓香(はなさき・ふうか)2001年、北海道生まれ。2023年、グラビア活動を本格的に開始すると撮影会で大人気に。多くの雑誌のグラビアや表紙にも登場。初のイメージDVD「ミルキー・グラマー」(竹書房)発売中。趣味は御朱印集め、野球観戦(昨シーズンは年間70試合を球場で観戦)。特技は野球のスコアをつけること。