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DeNAに「バウアー帰還」でも27年ぶり優勝は「オースティン次第」という「野球協約問題」

 横浜DeNAベイスターズの27年ぶりリーグ優勝のカギを握るのは、トレバー・バウアーではなく、タイラー・オースティンだ。

 バウアーの2季ぶりのDeNA帰還が決まったが、昨シーズンはメキシカンリーグで10勝0敗と無双状態。開幕からローテーションに入れば、大きな戦力となる。そうしてチームの気運が高まる中、「重大な問題」が発覚した。

 それは外国人選手の1軍登録。現行ルールでは、1軍登録できる外国人選手は「5人」までとなる。そして試合出場できるのは「4人」までだが、この規定が問題なのだ。「4人、あるいは5人の全員を投手、または野手にはできない」…野球協約82条の2にはそう記されているからである。

 DeNAの外国人選手は現時点でバウアー、ジャクソン、ケイ、ウィック、オースティンの5人。4投手1野手だ。今後、新たな外国人選手を獲得しないのであれば、5人全員を1軍登録できる。しかし、たった1人の外国人野手であるオースティンに何かあったら、どうなるのか。

 オースティンが故障してチームから離れることになった場合、バウアー、ジャクソン、ケイ、ウィックの4投手を同時に1軍登録できなくなるのだ。協約に従って4投手のうち誰か1人を、1軍登録から外さなければならなくなる。

「オースティンはケガの多い選手です。来日して6年目になりますが、フル出場したシーズンは一度もありません。2023年は右肘と右鎖骨の手術で、わずか22試合にしか出場できませんでした。三森大貴をトレードで獲得したこともあり、オースティンがケガをしても極端に得点能力が落ちることはないとは思いますが…」(スポーツ紙記者)

 完投能力が高いバウアーは、中4日で投げまくってくれるはず。しかし、ジャクソンとケイも大事なローテーション投手だ。勝ち試合で使うリリーバーのウィックも、ベンチから外せない。この4投手にフル稼働してもらい、初めてリーグ優勝が見えてくる。

 その4投手をフル稼動させる方法は今のところ、オースティンがケガをしないことだけ。であれば外国人野手をもう1人、獲るか!?

(飯山満/スポーツライター)

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