太川陽介から「ローカル鉄道寄り道旅」(テレビ東京系)を引き継いだ「ぺこぱ」が、迷走を続けている。4月26日の「土曜スペシャル」で放送された「はらぺこぱ1g1円ローカルグルメはしご旅」では致命的なルール変更を行い、番組をつまらなくしてしまったのだ。
どんな変更が行われたのかを説明する前に、ぺこぱの迷走ぶりをテレビ誌ライターに聞こう。
「太川と蛭子能収が『太川蛭子の旅バラ』で行っていた『ローカル鉄道寄り道旅』をぺこぱが引き継ぎましたが、バス旅ファンから『太川と蛭子の時はあんなに面白かったのに、ぺこぱになったらつまらない』と、評判は悪かった。その後、『ローカル鉄道寄り道旅』をやめて『ローカルグルメはしご旅』がスタートしたのですが、こちらも評判はイマイチ。なぜぺこぱが『ローカル鉄道寄り道旅』を受け継いだのか、そしてなぜ企画を変えてまで起用されているのか、ファンの間では、太川に忖度して同じ事務所のぺこぱが使われている、と考えられています」
そして最新回で行われた致命的なルール変更とは、「旅の途中で見つけた一般の方と一緒に食事をすること。団体を見つけられれば、その分、食べる量が増えて交通費を稼げる」というものだ。この旅は食べた量を1グラム1円に換算して交通費として支給され、それを使って目的地を目指す。ぺこぱが苦しみながら爆食する様子はまあまあ面白かったのだが…。
「今回の旅では、14人の団体客と出会いました。結局、この団体はすでに食事をした後だったので、一緒にとはなりませんでしたが。もしOKが出ていれば、楽々と交通費を稼いだことでしょう。ここまで多くなくても、食べ盛りの若者3人と食事をした時は楽勝でした。電車賃2970円を稼ぐ必要あったのですが、全員で5646グラムも食べたんです。余裕すぎて、すっかり冷めてしまいましたよ」(前出・テレビ誌ライター)
1年ぶりに放送された「ローカルグルメはしご旅」だったが、次はあるだろうか。放送されたとしても、再びルール変更が行われることになるのでは…。
(鈴木誠)