メジャーリーグ評論家の福島良一氏が、野球解説者・大久保博元氏のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」で、ヤクルト・村上宗隆のメジャー挑戦を論じたが、それがなんとも意外な理由づけで…。
今後、メジャーで活躍する選手の筆頭として福島氏は、村上を挙げた。大谷翔平(ドジャース)をきっかけに、鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)といったパワーヒッターの日本人選手がいるが、昨シーズンはいずれもDH中心で出場している。村上も守備に固執する必要がなく、出場するチャンスに恵まれそうだと。移籍先としてヤンキースが有力だとする福島氏は、
「なんといっても、村上選手のイニシャル『M』なんですよ。ヤンキースの歴代のスーパースターの系譜は、イニシャル『M』。古くは1960年代のMM砲っていうのがあったんですよ。ミッキー・マントルとロジャー・マリスの3、4番コンビ」
ミッキー・マントルは史上最強のスイッチヒッターと称され、通算536本塁打。ロジャー・マリスはベーブ・ルースの年間最多本塁打記録60本を破る61本を記録したスラッガーだ。さらに福島氏が畳みかけるには、
「その後もボビー・マーサーとか、サーマン・マンソン、ドン・マッティングリーと続いて、今世紀に入って松井秀喜さんですよ。特にミッキー・マントルのように『MM』っていうのは最高のイニシャルなんです。(イニシャルMMの村上宗隆は)これはもう、ヤンキースに行くしかない!」
アメリカでは野球に限らず、マリリン・モンロー、ミッキー・マウスもそうだが、「MM」が人気のカギを握るといったウンチクが、福島氏から披露された。
今季は開幕からケガに泣き、復帰した4月17日の阪神戦で4打席、快音は聞かれず、5打席目の途中に脇腹を痛めて途中交代。再び戦線離脱した。
早期に完治させ、まずは燕ファンを歓喜させる「MMフィーバー」を見せてもらいたいところだ。
(所ひで/ユーチューブライター)