演劇界で「代打の女王」の異名を取ったのが、かつて不思議ちゃんキャラでブレイクした鈴木蘭々だ。
最初に務めた代役は、05年7月に酒井若菜がやるはずだった舞台「キレイ」である。
「酒井が急性胃腸炎にかかったため、その代演を短い準備期間で鈴木がこなしたことから評判が広まりました」(舞台関係者)
翌8月には、ミュージカル「ジキル&ハイド」に、知念里奈の出演が発表されたが、デキ婚のため無念の降板。スタッフが、「それなら蘭々にお願いしよう」と言い出し、連続で代打登板となる。
そして、08年10月には「ベントラー・ベントラー・ベントラー」に出演するはずだった平山あやが、まさかの当日降板。
「観客すらも会場に来て変更を知るような緊急事態に、やはり蘭々が対処しました。台本の飲み込みは見事でしたね」(前出・舞台関係者)
もっとも、これだけスケジュールに余裕があるというのも悲しい気がするが。