CDの売り上げ減など、人気急落がささやかれている“ももクロ”こと、ももいろクローバーZだが、先日放送された音楽特番「FNSうたの夏祭り」(フジテレビ系)でのメンバーの発言に、ファンからは「ももクロも変革の時期が来ている」という声があがっている。
当日は最年長メンバーの高城れにが左手を骨折のため欠席し、4人での番組出演となった。そこで、メンバーの百田夏菜子の口から出た「一人メンバーが骨折でいないんですけど、今日はあたかも7年間4人でやってきたかのようなパフォーマンスができました」という発言が周囲を驚かせたのだ。
司会を務めるアンジャッシュの渡部建もまさかの言葉に「そんなこと言っちゃっていいの? ダメでしょ」と心配する一幕もあったが、今回の発言から「今後、ももクロは4人で活動したほうがいいのでは?」との後押しが多いのだ。
「以前、17歳以下を対象にしたアイドルムックに、ももクロがグラビアで掲載された際、(当時の)高城だけが年齢制限をオーバーしており、出演がNGになった過去があります。同ムックの発売イベントにも高城1人だけが本屋の店員として出演しており、部外者扱いされていたこともありました。じつはそれを境に、4人のほうがビジュアル的に安定するという声もチラホラ聞こえてくるようになったんです。今回の百田の発言はウケ狙い、もしくは『あたかも』という言葉の意味を間違えて使ってしまってのものだと思いますが、『メンバーも4人のほうがいいと認めた』と判断した人が多いようですね」(芸能誌ライター)
一方で同じ4人でも、メンバーの有安杏果がメンタル的にグループの輪に溶け込めていないと話題になっていることもあり、「有安を外したほうが本人のためにもなるのでは」という意見も多い。
“モノノフ”と言われる熱狂的なももクロ信者たちの中には、そういった政治的な考えを口にする人は少ないようだが、主演映画も失敗、CDも売り上げ減など、飛ぶ鳥を落とす勢いだった一昨年あたりと比べれば、彼女たちを取り巻く状況は厳しい。「メンバーの多い48軍団と違い、同じメンバーのままのグループは飽きられやすいのでは?」と前出の芸能ライターが指摘するように、一部のライトファンや、むしろアンチから見たほうが冷静な意見ということも確かだ。
とはいえ、現状は高城がいち早く万全の状態に戻して、そういった意見を覆すほどのパワフルなパフォーマンスを見せるしかない。はたして、ももクロのV字回復はあるのだろうか!?
(松本盛太)