シャープが台湾・鴻海精密工業(ホンハイ)の出資を受け入れる方針が決定的となった。そのホンハイはiPhoneなど精密機器の受託製造では世界最大手の一社。シャープがホンハイ傘下となることによる影響は日本の芸能界にも及ぶと予想するのは、IT系のライターだ。
「今後のシャープでは各分野でホンハイの意向が働くはずで、広告宣伝分野も例外ではありません。シャープは日本有数の広告主でもあり、現在は大幅に削減したものの、それでも100億円単位の宣伝費を抱えています。この宣伝費でどんな芸能人をCMキャラクターに起用するかにもホンハイのチェックが入ることでしょう」
シャープのCMには吉永小百合ときゃりーぱみゅぱみゅが出演中だが、新たなタレントを起用するとなると、台湾に縁のある人物が有力候補となる可能性も高そうだ。芸能ライターにその顔ぶれを予想してもらった。
「まずはディーン・フジオカですね。彼は台湾ドラマ『王子様をオトせ!』に出演するなど日本より先に台湾で成功しています。そして注目は、フジオカの妹で元チェキッ娘の藤岡麻美。彼女は台湾で12本ものCMに出演しており、CM女王としておなじみの顔。もしかしたら初の兄妹共演が、シャープのCMで実現するかもしれません。ほかには母親が台湾人の金城武も有力候補の一人ですね」
そして前出の芸能ライターが推す隠し玉は、かつて日本でも人気を博した台湾人タレントのビビアン・スーだという。40歳となり、一児の母となった現在もその美貌は健在で、日本語のブログも更新し続けている。いずれにせよシャープのCMは多くの芸能人にとって魅力の枠となりそうだ。
(金田麻有)