AKB48島崎遥香の主演ドラマ「警視庁 ナシゴレン課」(テレビ朝日系)が、第5話終了時点で平均視聴率2.6%をマークした。奇しくもこの数字は、この4月期に放送された前田敦子主演のナイトドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」(TBS系)の5話終了時点とまったく同じ。つまり選抜総選挙7位止まりの島崎が“絶対エース”だった前田に肩を並べた格好だ。この結果についてアイドル誌のライターはこんな分析を見せる。
「本来は前田のファンと島崎のファンはあまり被らないはずですが、それはガチオタに限定した話。広い意味でのAKB48ファンは前田ドラマも島崎ドラマも同じように応援するため、似たような視聴率に落ち着くのでしょう。その証拠に現在放送中で、AKB48ファミリーが多数出演する『キャバすか学園』(日本テレビ系)も平均2.9%と似たような結果となっています」
もちろんAKB48メンバーなら誰でも2%台を獲れるという保証はなく、ある面では島崎が前田に肩を並べたと言えるかもしれない。ここで前出のアイドル誌ライターは、今後の展開が楽しみになったと語る。
「今後もAKB48出身メンバーがナイトドラマの主役を務める機会はあるはず。そこで2%台を大きく上回る視聴率を叩き出したら、文字通りの“前田超え”を果たすことになります。元アイドルが女優として大成した例では篠原涼子や満島ひかりが知られていますが、AKB48からも未来の名女優が生まれる可能性は十分期待できそうです」
それこそ舞台や朝ドラで活躍する川栄李奈がナイトドラマに主演してみても面白いかもしれない。ともあれ、5年後や10年後のスターはいま何をやっているのか。その答え合わせを楽しみにしているファンも多いことだろう。
(金田麻有)