「ピューッて来るんでしょ!?」
こわごわと、濡れ光る太い筒状のモノにおののきながら、こう言ったのは、カトパンことフリーアナの加藤綾子。
目の前にいる男性が、赤みの中に黒っぽさも見える、そのモノに手を添えて、彼女の目の前に差し出した時のことである。
こんな場面が繰り広げられたのは、6月13日に放送されたバラエティ「火曜サプライズ」(日本テレビ系)。いくつかのコーナーがあるこの番組で、カトパンが卒業した国立音楽大学からもそう離れていない「思い出の地」立川を訪ね、駅近のグルメを満喫するという趣向のコーナーでのことだ。
レギュラーのウエンツ瑛士とともに、カトパンが入ったのは、東京・立川駅近くのイカが売り物の居酒屋。このお店は生簀に体長30センチほどのイカを何杯も泳がせており、その場でさばいて食べさせてくれるというのがウリだったが、特別に生簀からイカを手づかみするのを許可されたウエンツ。手に取ったイカをカトパンに近づけるようにした時に彼女は冒頭のような言葉を発したのだ。どうやらイカが墨を吐くことを恐れての言葉らしい。
さらにウエンツは、イカを触らせようと試み、その太いイカを手で握らせるようにする。と、カトパンは、そっとイカを触りながら、その脈を打っているかのような感触にこう言った。
「ドクドクしてる!」
つまりイカが生きていることに驚いて発した言葉なのだが、放送作家は言う。
「フリー転身して1年あまりのカトパンはすっかりフリーらしく化粧も少しハデ目で、服装もラフな感じでとても艶っぽかった。それだけに、番組スタッフはイカをダシにして『ピューッ』とか『ドクドク』とか彼女に言わせ、カトパンファンの男性視聴者に妄想を掻き立てるように編集、放映したように見えてしまうんです」
「アサヒ芸能」本誌でも最近、古巣のフジテレビへの「訣別宣言」が報じられたカトパン。日テレの番組でさっそくその「魅力」を発揮してくれたようだ。