「『私整形しました』って言うのは気持ちいい。整形してるのに『してません』って言うから突っつきたくなる」
2月3日深夜放送の「おしゃべりオジサンと怒れる女」(テレビ東京)で、こう持論を展開したのは人気芸人の千原ジュニア。ともにレギュラーを務めるフリーアナの古舘伊知郎、坂上忍と、自身の顔に175万円かけ整形手術を施し「(整形前は)ブスと言われ、整形したらナチュラルがいいと言ってくる」と怒りを爆発させた女性に対して激論を戦わせる中での発言だ。坂上が「整形は(彼氏にとって)契約違反」と語ったのに対し、ジュニアは女性に対する理解も見せ、視聴者を引き付けるトークも切れ味が鋭いが、そんな彼が、羽田空港のお菓子屋の従業員と交際わずか半年でゴールインしたのは2015年9月。昨年12月中旬に第1子となる男児が誕生していたことを告白したばかりだ。
結婚するまで女性と2人だけで旅行したことがなく、新婚生活もひとり住まいしていたマンションに妻が転がり込む形でスタートしたため、突然のストレスで突発性難聴になり、原因不明の高熱にうなされたことがあったという。しかし、パパになった今は、大黒柱として一家を支えている。そんなジュニア、実は、10代の頃は、女の金で飯を食う“ヒモ男”だった時期があったというのだ。
「ジュニアは15歳の時に兄のせいじと家を出て、2人暮らしをはじめました。そのころ、NSC(吉本総合芸能学院)の年上の芸人さんと大阪ミナミの口説きスポット『ひっかけ橋』(戎橋)で、女の子を引っかけたんです。女性の勤め先は夜のクラブでしたが、彼女の誕生日でもあるクリスマスイブに交際をスタートさせ、同棲を始めたそうです。15歳の分際で(笑)。バッファロー吾郎やなだぎ武ほか、貧乏芸人仲間と食事をしたあと、仕事を終えた彼女が来てお会計を済ませるといったこともあったそうです」(エンタメ誌ライター)
外食の際はもちろん、家賃・生活費などすべては、彼女が負担。18歳までジュニアはおんぶに抱っこだった。ところが、地元の関西で千原兄弟がテレビ番組に出られるようになり、顔が割れた頃、別れが訪れた。
「彼女が店で古今東西のゲームをやった時、『吉本芸人の名前』のお題で、お客さんが『千原兄弟』と言ったんですって。彼女は大喜びした反面、千原兄弟のテレビ出演などが増え、すでに自活できていたジュニアさんとのバランスが崩れ、ケンカも増えた。それでお別れしたんです。その3~4年後、大阪ミナミの繁華街・宗右衛門町を歩いていたら、バッタリ再会。元カノは着物を着て、前髪をガッチリ上げ、高級クラブのママそのものになっていたそうです」(前出・エンタメ誌ライター)
舌鋒鋭くツッコミも冴えわたるのが、今のジュニア。それだけに、女性に甘えきっていた下積み時代は意外だが、彼らしい破天荒さも感じられるが、いずれにせよ、今となっては“いい思い出”かもしれない。
(北村ともこ)