芸能活動を長らく休止している桜田淳子が3月27日、東京・博品館劇場で、デビュー45周年記念公演「マイ・アイドロジー スペシャル~ありがとうのかわりに」を行い、物議を醸し出している。
「ソロ公演は、2013年に行った40周年記念コンサート以来。2月に発売した45周年記念アルバムの購入者を対象にチケットを販売したところ、380人の定員に対しておよそ1800人の応募がありました。2月に発売された雑誌『婦人公論』のインタビューでは、〈子育てなどはやり切った〉〈還暦を機に、この先10年間で今までの芸能活動の総括をしたい〉と語り、芸能界復帰に向けて並々ならない意欲を見せています」(スポーツ紙記者)
これに対して、全国霊感商法対策弁護士連絡会は、桜田の芸能活動が反社会的組織活動を増長させるとして、反対の声を上げている。
しかしそうした声とは裏腹に、桜田は復帰に向けて着々と準備を進めてきたという。
「去年4月に『スクリーン・ミュージックの宴』というコンサートにゲスト出演した際、『週刊女性』の取材に対して、桜田が元所属していた事務所関係者は、『彼女はずっとボイストレーニングを続けていた』『いつオファーがあってもいいように、準備している』と答えています」(前出・スポーツ紙記者)
3月28日、桜田の話題を取り上げたトーク番組「バイキング」(フジテレビ系)では、出演した歌手・美川憲一が「コンサートはやってもいいと思う」としたうえで、今後活動を本格化するなら、しっかりと記者会見を開いて「統一教会と関わって来たのだから、それもちゃんと正直に話して」とコメントしている。もっとも、司会の坂上忍から「テレビ局がオファーすることは可能なの?」という質問に、放送作家としてキャスティングにもかかわっているコラムニストの山田美保子氏は「こういった番組のひな壇に座ることはないと思う」と切り捨てている。桜田が参加した合同結婚式から、はや四半世紀。本格復帰には、やはり高くて険しい壁があるようだ。
(窪田史朗)