元サッカー日本代表の柳沢敦の不貞疑惑を6月5日発売の「週刊女性」が報じた。柳沢は鹿島アントラーズのコーチだったが、6月8日、この不貞疑惑報道を受け、コーチを辞任したことが明らかになっている。
週刊女性によると、柳沢は鹿島のサポーターとして知られる美女と道玄坂の「アパホテル」で朝まで過ごしたという。また、湘南ベルマーレ戦のために前泊した時は試合前日にもかかわらずそのホテルで密会していたと報じている。
柳沢は女性関係で話題になるのはこれが初めてではない。1999年には五輪代表の宿泊ホテルから抜け出し、モデルの梨花と密会していたことが報じられたことを覚えているサッカーファンも多いことだろう。
「規律に厳しいトルシエ五輪代表監督が激怒。すぐにチームから外されました。当時、フル代表もトルシエ監督が指揮を取っていましたので、日本代表に招集されることもなくなりました。選手生命の危機というのは少し大げさですが、日本代表としてピンチを迎えていたのは事実です」(サッカー関係者)
そして、この当時のチーム追放報道後のJリーグ柏レイソル対鹿島アントラーズ戦で事件が起きた。レイソルのサポーターが試合中、ブルーハーツの「リンダリンダ」のメロディで「梨花梨花~梨花梨花梨花~」と柳沢をヤジったのだ。これに激怒したのが当時、柏レイソルを率いていた西野監督。試合後、「再起しようと頑張っている選手(柳沢)に対して失礼だ」とマスコミの前で自チームのサポーターに対して怒りをぶちまけたのだ。
「西野監督の発言はサッカーファンの共感を呼びました。以降、柳沢に対する心ないヤジが飛ぶことはありませんでした。そのおかげで柳沢は徐々に調子を取り戻し、無事代表復帰を果たしたんです」(サッカーライター)
柳沢敦は西野朗監督に頭が上がらないような恩義をこの時、受けていたともいえそうだ。
ロシアW杯を控え、戦果があげられず、何かと批判にさらされている西野監督。はからずも、そんな西野監督から、世間の目をいったん引き付けるような話題を世間に提供した形にもなった柳沢に、西野監督はどんな思いでいるだろうか。