芸能

終了1カ月後も“ロス”続く「おっさんずラブ」のジワジワ余波の秘密とは?

 テレビ朝日系で土曜深夜に放送されていたドラマ「おっさんずラブ」。今年の春のドラマ勢の中では、深夜枠にもかかわらず、高視聴率をキープして終了した。さらにその人気は、日本のみならず、1週遅れで放映されていた台湾でも大ブレイク。放送当時から、「おもしろすぎる」「カワイすぎる」「ピュアすぎる」「切なすぎる」といった意見が多数あったが、6月2日の放送終了後から1カ月が経過しても関連SNSには多くのコメントが寄せられているという。また、6月13日は主人公のはるたんこと春田(田中圭)に恋をした黒澤(吉田鋼太郎)の誕生日ということで〈#黒澤武蔵誕生祭2018〉とタグを付けた祝福の声が多く寄せられたという。

 何がこのドラマの人気の秘密だったのか。コラムニストの堀井憲一郎氏は、ネットメディア「現代ビジネス」(5月9日付け)で、こう解説している。

《男同士の恋愛って、女性だけで楽しむために「関係性だけの交錯」を味わうために作られたものだとおもっていたけど、そしてそこには隠微な感じが漂っていたはずなのだけど、もはや世界はそうではないレベルに進んできているようだ。時代の変化を感じるドラマである。これをおもしろがる自分も含めて》

 芸能関係者があとを引き取って言う。

「ひとつには、もともとは男性は恋愛の対象でない『ノンケ』だった主役・田中圭のこれまで見せてこなかったコミカルな演技が、このドラマにハマったことがあるでしょう。さらに女性の間では、“ボーイズラブ”という分野が確立されてはいましたが、今回のドラマは、男性や男性誌でも話題になった。それほどLGBTの方々に対する認知度が日本でも急激に高まっていることの表れでしょうね」

 田中は、7月からの別の局のドラマでも出演が決まっているが、その関連の公式SNSでも、〈田中圭さんもクランクイン お金にシビア系の京極係長。下の名前は大輝って言います〉と、新しいドラマでの田中の役割を紹介しつつ、〈7月からは、はるた…ではなく京極大輝をよろしくお願いしますっ〉と「おっさんずラブ」での田中の役名に触れてフォロワーを喜ばせたという。

ネット上には〈おっさんずラブぶっ込んでくる公式さん大好きです! 悶絶だ〉と反響があり、〈おっさんずラブの余韻が残りつつ…ドラマに出続けてくれてほんと嬉しい〉〈はるたん!! また会いたいよー このドラマでロスから脱皮できるかなぁ〉〈はるたん…じゃない田中圭くんも楽しみです〉との声があふれている。

「それに、『おっさんずラブ』に登場したグッズが売り切れたり、『メルカリ』で高額取引され、人気を集めるなどの現象も起きています。田中扮する春田が使っていた、星のマークの黄色いマグカップも品薄になっているそうですし、ネコのイラスト入りのメモ用紙も、ドラマ人気とともに、売り上げが急上昇したそうです」(前出・芸能関係者)

 まだまだ続きそうな“おっさんずラブ・ロス”。これはもう、ぜひともパート2を期待したいところだ。

(島花鈴)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
大谷翔平「3度目のメジャーMVP」でもかなわない「凱旋帰国」の高すぎるハードルと「出禁」問題
2
大谷翔平「MVP受賞映像」で「真美子夫人の妊娠説」が噴出したワケ
3
なんだこりゃ!岡田将生の電撃結婚を「完全スルー」した「めざましテレビ」の担当は元カノ鈴木唯アナ
4
東京ドームで観客半分の「プレミア12」にサッカーファンが「シラケる」挑発バトル
5
マイルCS大的中の馬券師が断言!ジャパンカップ「勝つのはドウデュース以外の日本馬」「買える外国馬は1頭だけ」