4月クールの連続ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)の公式展覧会「おっさんずラブ展 ~君に会えてよかった。~」が9月6日、東京・渋谷で開幕。25日まで開催される。撮影で使われた小道具や場面写真の展示、公式グッズや限定オリジナルグッズの販売に客が押し寄せている。
「トイレもないものすごく狭い会場内で、“OL(おっさんずラブ)民”と呼び合うファンが場所を譲り合って鑑賞。物販はあまりの人気ぶりに開幕前日に購入個数が制限されるほどです。ボールペンが600円、ボックスティッシュが700円もするのに、飛ぶように売れています。大阪、名古屋での開催も決まり、地方に遠征する猛者も出そうな勢いです。公式ツイッターには、興奮冷めやらない来場者の生リポートがあふれ、地方ファンをうらやましがらせていますよ」(テレビ誌記者)
このドラマで主人公を演じたのが、田中圭だ。
中3の時、母親の勧めで受けた映画オーディションがきっかけで、事務所にスカウトされた。中高一貫の進学校に通っており、芸能界にはまるで興味がなく、やる気も出てこなかったという。だが、エキストラで台詞をもらったものの、うまく言えなかったのがショックで、演技レッスンに身を入れるようになった。
19歳の時に出演した連続ドラマ「WATER BOYS」(フジテレビ系)で、初めて注目されるが、後輩に追い抜かれる日々を気に病み、26歳の時に役者廃業を言い出すほど落ち込んだこともあるそうだ。そのうち、マイペースな仕事を心掛けるようになってから、焦りを感じなくなったという。
「超のつく寂しがり屋です。自宅でひとりで食事するのも嫌で、外食も連れがいない限りしない。先輩にごちそうされた恩を返そうと、主演を張れるようになったら、後輩にごちそうすると決めていた。そこで、『おっさんずラブ』の撮影中、後輩におごりまくっていたら、今度は預金残高が69円になり、真っ青になったとか」(女性誌記者)
7年前、女優・さくらとデキ婚。今では2人の娘を溺愛する甘いパパである。熱めのお湯につかるのが、ストレス解消法で、銭湯通いが趣味だ。11月には大学の学園祭でトークショーを行い、来春の舞台出演が決まるなど、引く手あまたが続いている田中の今後がますます注目される。
(塩勢知央)