紳助狂想曲がなんと、V争い真っ最中の日本ハムにまで波紋を広げていた。監督は困惑し、エースは激怒したという事態の一部始終を明かそう。
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紳助の引退会見から程なくして、札幌ドームには報道陣からコメントを求められる、日本ハム・梨田昌孝監督(58)の姿があった。スポーツ紙デスクが言う。
「梨田監督は『紳助さんとは近鉄の監督時代から仲がよかった』と、しみじみ話していました。実際、二軍選手のために講演を頼むと紳助さんが快く引き受けるなど、良好な関係が続いていたようです」
確かに梨田監督が近鉄を率いていた2000年には、テレビ番組の企画で紳助が近鉄のキャンプ地を訪れていた。それ以後も親分同士、親交を深めていたのであろう。
先の会見で梨田監督は、こんな言い方をしていたという。
「どういう事情があるのか55で引退するなんて‥‥。58の俺はどうしたらいいんだ」
皮肉にも紳助の引退会見から4日後、梨田監督にも「退団報道」が流れた。発言はまるで、この事態を予期したかのようである。
「首位を争うこんな時期に突然出た退団報道には、『紳助騒動と関係しているのではないか』と笑えない冗談を言うメディア関係者もいた」(スポーツライター)
というのも、梨田監督にとって紳助といえば、エース・ダルビッシュ有(25)まで巻き込んだひと悶着があったからである。
なんと昨年2月、紳助が沖縄・名護で行われていた日ハムのキャンプ地に姿を現していたのだ。
名護といえば、現在紳助が籠城しているとされる恩名村のマンションから車でそう遠くはない。バカンス気分で冷やかしに来たのだろう。当時、現地で取材していた記者が語る。
「ダルがブルペンに入るということで、報道陣がブルペンに集まってきた。すると、ダルの球を受けるキャッチャーの後方に、緊張感漂うブルペンとは不釣り合いないでたちの男がいることに気づいたんです。サングラスをかけて、Tシャツに迷彩柄のショートパンツ姿で、おまけに足元はビーチサンダルでした。よく見れば、島田紳助じゃないですか」
前出・スポーツ紙デスクが解説する。
「ブルペン内で捕手後方のネット裏といえば、監督、コーチの他はフロントと評論家以外は立ち入り禁止です。仮に部外者が特別な許可をもらって入ったのだとしても、必要最低限度のマナーを守らなければならないでしょう。ビーサンなんて論外ですよ」
梨田監督の手引きでゲスト扱いだったようだが、紳助のいでたちはあまりにも非礼だったと言えよう。
「球道一直線のダルにとって、ブルペンは神聖な場所。それをいい大人が何の配慮もなく、雰囲気をブチ壊しにしたんです。捕手の真後ろには斜に構えて見学する紳助がいる。投球するダルの視界には、嫌でもその姿が入りますよ。思わぬ〝投球妨害〟を受けて、ダルは怒りに震えていた。投球を終えると、何もコメントせず、怒りを押し殺すように引き揚げていったようでした。結果的に、紳助を招待したことで顔を潰された形の梨田監督も困っていましたね。まさか、あんな服装で来るとは思っていなかったでしょうから」(前出・記者)
どこへ行ってもトラブルを持ち込む男である。梨田監督が続投しようがしまいが、紳助には名護キャンプを訪れてほしくないものだ。
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