7月28日放送のラジオ番組「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」(京都放送)に、お笑いコンビ・チュートリアルが出演。徳井義実が、自分を筆頭に品川庄司の品川祐、劇団ひとり、土田晃之ら、いわゆる家電芸人と呼ばれている芸人たちの名前をあげ、なぜエアコンに詳しい“エアコンオタク”のような芸人がいないかその理由を語り始めた。
「徳井によればまず、普通に賃貸マンションに暮らしている人間は、エアコンを替える発想がないそうです。というのも、今時の賃貸マンションには最初からエアコンがついている。家具付きのマンションも多く、客寄せのためにエアコン完備をうたっている物件もある。ビルトイン方式と呼ばれるタイプだと、万が一気に入らなくても、住人が勝手に替えることはできない。もし壊れたとしても、同じものがとりつけられることになるとか。そのため、最新式エアコンがついていることは、新築物件でない限り、まずないので、自分でエアコンについてカタログを見たり、家電量販店の店員を質問攻めにしたり、エアコンメーカーのサイトを訪問することもないそうです。自分で買う時には、一生懸命勉強するが、今時のエアコンは丈夫でそう簡単に壊れたりしない。結果、自分の家を建てるとか一から設計する場合でないと、エアコンについて考える機会はないと、力説してましたね」(ネットライター)
家電芸人という言葉が浸透したのは、「アメトーーク!」(テレビ朝日系)のおかげ。2009年ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされたほど。同番組は○○芸人というくくりで、いろいろなネタが登場したが、週2回放送という異例のスタイルでついにネタが尽き、同局の「日曜もアメトーーク!」は9月いっぱいで番組終了となる。
「徳井は家電芸人以外に広島カープ芸人、猫大好き芸人やバイクツーリング、草野球芸人でもあり、この日のラジオでも語っていたように、漬物作りを始めたばかり。いくらでもネタがあり、出演したくて仕方がない。いろんな思いが番組終了にあたり、胸に去来したのではないか」(芸能ライター)
芸人ならではの巧みな語り口、実際に使用した体験からくるユーザー目線での評価は捨てがたいものがある。またの登場を期待したい。
(塩勢知央)