最近やや劣勢が伝えられることの多い日本テレビに、またしてもバッドニュースが飛び込んできた。7月4日に放送された水曜夜7時の「1周回って知らない話」2時間スペシャルが7.6%(ビデオリサーチ、関東地区、以下同じ)の大爆死を喫したことが分かったのだ。
「この日は、芸能人生60年の鉄人・黒柳徹子の脳みそを解き明かすという名のもと、MRIで分析。早口である理由や旺盛な好奇心、さらには1つのことに興味を持つと、それにしか目がいかなくなるといった『依存心』など、徹子の秘密が全編に渡って放送されていました」(芸能ライター)
だが、視聴者は、徹子のキャラクターには関心を寄せるものの、脳の解析にまでは心惹かれなかったようだ。
「この日は各局が特番攻勢でしのぎを削っていました。ただ『1周回って~』はテレ東を除く4局中、最低の記録をマークしてしまっている。テレビ朝日系の『くりぃむクイズ ミラクル9 3時間SP』が11.7%、TBS系が『悪者は絶対許さない!実録!犯罪列島2018夏』が10.3%、フジテレビ系が『世界の何だコレ!?ミステリーSP~日本の秘境に眠る謎!直撃大調査~』でさえ8.7%。日テレがフジに負けるのはかなり珍しい現象です」(前出・芸能ライター)
「1周回って~」は普段も9%前後だけに、そこまでの落ち込みようではないだろうが、この日は徹子の特集に加え、後半は中尾彬と池波志乃、高島政宏とシルビア・グラブといった「おしどり夫婦」を登場させて秘密を暴いたり、1周回った素朴な疑問を調査するといった新企画も立ち上げるなど、なかなか番組内容が定着していない。
「このまま続けば伸びしろがないと判断されて打ち切りもありえるでしょう」(制作会社ディレクター)
それにしても徹子の脳検査は、「アメトーーク!」(テレ朝系)の「徹子の部屋芸人」で軽く行うぐらいが良かったのではないだろうか。
(魚住新司)