一方、クライアントが「使いたい女性タレント」は、人気タレントの名前がズラリと並んだ。が、その理由は千差万別。前出の広告代理店関係者が説明する。
「野球の投手で例えると、1位の綾瀬はるか(33)は防御率が高くて完投能力もあります。20勝して2、3敗しかしません。現場でも無垢な人で天然。以前、ネット配信のショートムービーで五輪競技に飛び入り参加する企画があって、ウエイトリフティングに挑戦したらいきなり挙げちゃったんです。そしたら『私って力あるんだ~』とポツリ。自然と発したひと言だけで周りが笑顔になるので、クライアントに人気なのです」
綾瀬と僅差で首位を争った新垣結衣(30)は、「17~18勝するけど、10敗してしまう」タイプだという。
「球は速いけどコントロールが悪い。というのも、ガッキーは面倒くさがり屋で、それが態度に出てしまい、楽屋から出てこないこともあった。それでも主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)がヒットしてから、責任感が出てきたのか、評価がガラリと変わったのです」(広告代理店関係者)
3位の広瀬もガッキーと似たタイプだが、同性から嫌われているというデータがあり、それを気にしてオファーに二の足を踏むクライアントもあるのだとか。
「4位の石原さとみ(31)は上位3名より勝ち星で劣るかもしれませんが、負け数が少なく貯金を稼げます。同じ飲料メーカーのCMでも、水原希子(27)より石原が出演したほうが、売り上げが2割増えました。企業側が使いたいと思う判断基準の一つで、女性誌の表紙をやっているかどうかも重要になり、その点で石原は断トツ。同性から憧れの存在として受け入れられている」(広告代理店関係者)
7位の満島ひかり(32)は、「女優」として存在感の高さがクライアントを刺激しているが、来年は「使いたくない」側に回りそうな要注意タレントだった。
「演技では評価されていますが、わがままな一面も伝わっています。昨年10月の東京国際映画祭でも、テレビ局のインタビュー取材をドタキャン。春に事務所を独立してからは、秋に開幕予定の舞台を降板したと報じられ、ネガティブな話題ばかり聞こえてきます」(芸能記者)
一度ついたマイナスイメージをぬぐうのは難しく、このまま広末や松嶋と同じ道をたどるのか。