歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが、9月6日に自身のツイッターアカウントを更新し、日本列島を襲うたび重なる自然災害について言及している。
夏の西日本一帯を襲った水害に続き、先日の台風21号、そして同日には北海道が最大震度7の大地震に見舞われ、多くの犠牲者を出した。立て続けに勃発するこうした一連の災害を受け、きゃりーはツイッター上に〈自然災害が凄すぎる、、、どうか地球さん落ち着いてください。お願いします〉とツイートし、天変地異の沈静を願う気持ちを表現。
しかし、このきゃりーによるツイートが、一部ネットユーザーには不快感を与えてしまったようだ。“不謹慎”“ふざけてんのか”などと一斉に炎上し、少しでも自然災害による犠牲が減ってほしいという彼女の真意は曲解されて伝わってしまった。
「地震や水害といった甚大な被害が出ている最中は、犠牲者の存在もあり、ちょっとしたつぶやきや発言が大炎上のキッカケとなってしまうことがあります。もちろん、今回のきゃりーのつぶやきに悪意はなく、独自の表現で自然の怖さを伝えたに過ぎませんから、現在はネット上にも北海道の被災者と自称するユーザーによる『これを不謹慎だとは思わない。むしろみずからの言葉で心配してくれる良い人だなと』という声もあり、“叩きすぎ”といったコメントも多く見受けられます」(テレビ誌ライター)
ただし、ナーバスな事象に対する著名人のコメントである以上は、「いい歳だし、慎重に表現しないと」「“地球さん”と表現したのがふざけているように見えたんだろう」「地球さんとかいっちゃうと確かに少し発言が軽くなる」という指摘もある。
また、今回のツイートの表現や口調に歌手としての“きゃりーぱみゅぱみゅ”のキャラクターが含まれているように受け取られた可能性も高い。SNSでの振る舞いや言動の難しさが垣間見られる出来事だったと言えるかもしれない。
(木村慎吾)