11月29日、韓国最高裁が韓国人元徴用工の個人請求権を認め、三菱重工業に賠償支払いを命じる判決を下し、これを受けて高須クリニックの高須克弥院長が自身のツイッターアカウントで〈韓国はいまや明確な敵国だ。韓国からの労働者は受け入れてはいけない。企業は早く撤退すべきだ。何されるかわからん〉と怒りを露わにした。
さかのぼること1カ月、10月30日には新日鉄住金に同様の賠償を命じている。この2件が高須院長が私見を表明する動機と見られる。
「防弾少年団(BTS)の原爆Tシャツ騒動以降、テレビにおける“対韓国”のスタンスは変わりつつあります。これまでが異常に寛容的だったという気もしますが、何を隠そう、高須氏は、ユダヤ人人権団体のサイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)に、BTSメンバーが過去にナチスを想起させるデザインの帽子をかぶっていた写真をリプライを送る形で、問題を表面化させるきっかけを作っています。今回の問題提起に対しても、ネット上では『高須先生のような信念を持つ政治家はいないものか』『かっちゃんはTHE日本人やな』と熱烈な賛同を受けている状況です」(テレビ誌ライター)
国際的なニュースに、著名人が残したアジテーション。「敵国」という言葉はいささか強めだが、例えば、松本人志がメインコメンテーターを務める「ワイドナショー」で扱うには格好の“ネタ”ではないだろうか?
「確か収録は金曜日のはずですし“間に合う”ネタではあると思います。しかも、『高須クリニック』は同番組のスポンサーでもある。関係性としては、さらなる追加取材、あるいは高須院長の健康状況次第ではスタジオに呼ぶこともできるかもしれません。放送を楽しみにしたいと思います」(前出・テレビ誌ライター)
忖度の対象になってしまうのだろうか、「結果」ははたして?