ねたみ、そねみ、うらみ、つらみ‥‥ドロドロした感情が渦巻く芸能界だが、先入観ナシで接すれば、意外にも「悪口」とはほぼ無縁な美女も多い。そんな女神たちを並べてみよう。
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実はとってもイイ人のトップバッターは、人気度でも10位の菅野美穂(35)だ。お笑いが大好きと言う彼女が見せた貴重な素顔とは?芸能カメラマンが振り返る。
「09年のあるイベントでオードリーと一緒になった時のことです。菅野は大興奮で春日の『鬼瓦!』をノリノリで一緒になってやっていました。ところが、あとで事務所からNGが出た。すると菅野がみずから『撮っていただいたのに申し訳ないです』と謝ってきて、ビックリしましたね。ホント、いいコだなと思いました」
大物とは思えないサービス精神が旺盛といえば長澤まさみ(25)だ。
「巨乳や美脚をホメると、笑顔で『前からあるものですし、自分じゃわからないけどホメられるのはうれしいです』と。こんな裏表のない彼女がいたらな、と真剣に思いましたよ」(芸能ライター)
よく「見た目がまるでキャバ嬢」と評される香里奈(28)も、実に気遣いにたけた美女だという。
「一度会っただけでスタッフの名前を全て覚える。それで現場でもさりげなく名前で呼んでくれます。きっと頑張って覚えるんでしょうね。応援したくなる人ですよ」(映画関係者)
人気グループAKB48では大島優子(24)の評判がすこぶるイイ。
「ボクのような下っ端のADも差別せず、ディレクターやプロデューサーと平等に接してくれます。それってマレなんですよ。また、空気が読めるから女性共演者とも仲よくできる。だから、よけいに重宝される。もしAKBを卒業しても、彼女は生き残れる気がしますね」(制作会社スタッフ)
最近、再ブレイク中の沢口靖子(47)の人柄も上々だ。
「機材を持って動く現場ロケだと、女優さんにぶつかってしまうことが時々あって、たいがいはムッとされます。でも沢口さんの爪先をグッと踏んでしまった時、もちろん急いで平謝りしましたが、『全然、大丈夫だから、気にしないで』と笑顔で見つめ返してくれました。熟女なのにホレそうでしたよ」(カメラマンアシスタント)
デキ婚を叩かれるなど、イメージダウンをささやかれた黒木メイサ(24)だが、実は彼女のスタッフ間での評判はまったく逆だ。見た目のクールさとは正反対の一面に触れたテレビ局関係者もその一人。
「その日は朝から晩までメシ抜きで撮影していました。そしてようやく終了して食堂のディスプレイをじっと見つめていました。そしたら、後ろからコン、コン、コンとヒールの音が近づいてきたので振り返ったら、先ほどまで撮っていたメイサでした。『メニュー見すぎですよ。お疲れさまでした。カラダに悪いから、ちゃんと食べてくださいね』と。はるか向こうに事務所関係者を何人も待たせてるのに、わざわざ気を遣ってくれて。ホロッときました」
政治家にはできない庶民目線。人も羨む美女であっても、それができる人がいるということだ。