長い人生、思い通りにいかないことが多々ある。お笑い芸人カンニング竹山の場合は、ほんの軽い気持ちが悔やんでも悔やみきれない事態を招いてしまった。1カ月の小遣いを全額使い切ってしまったのだ。
竹山がその残念すぎる羽目に陥った経緯を語ったのは、7月8日放送のラジオ番組「たまむすび」(TBSラジオ系)。とある土曜日、翌日の日曜日に、一口馬主になっている愛馬が出走するため、ネット購入派の竹山は、前日金曜日に自分の口座に多めに入金を済ませている状況だった。ところが、その土曜日に、とんねるずの木梨憲武に所用で連絡すると、その日は競馬場にいるという。用件をすませるため、土曜の午後、木梨のいる競馬場に出向いた。
「竹山によると、竹山は木梨の買いっぷりに触発されて土曜日の馬券を購入。気がついたら、口座の金はスッカラカンに。そこで、自宅に戻ると小遣いをかき集めて、自分の馬にも投資したそうです。ところが、悪いことは重なるもの。有り金すべてをつぎ込むほど熱くなり、その結果すべてスッてしまった。それが、7月7日のこと。妻にも言えずじまいでヤバイ状況であることを翌日、ラジオでネタとして告白したわけです」(ネットライター)
竹山がおけらになったのは、様々な偶然が重なったことにある。
「竹山に博才がないうえ、木梨の破天荒な賭け方についつい足を引っ張られてしまったこと。愛馬のレースが本命だったのに、その場の雰囲気に流されてしまったのも、痛かった。そのうえ、夫人にいっさいを秘密にしたうえで何とか挽回しようと、小遣いの残りをつぎこむほど熱くなってしまった。みずから穴をどんどん大きくしてしまったわけで、これではもう木梨が競馬場にいたせいだなんて口が裂けても言えないでしょう」(芸能ライター)
昨春、数千万円の借金を背負っていることをぶっちゃけた借金王の竹山、妻にバレるのを覚悟してネタにして笑ってもらうには、ヒリヒリ感がすぎる。少々自重したほうがいいだろう。
(塩勢知央)