宮迫博之の嘆き節が止まらない…。
19年11月に開設されたYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」は、3カ月が経過した現在、チャンネル登録者数を54.5万人にまで伸ばし、順風満帆な転身かに思えた。が、回を重ねるごとに宮迫の口からは、テレビ界への未練タラタラぶりが強まっているようだ。
時にはマッパにエプロンで料理を作るなど〈流石、芸人!〉を思わせる回もあるのだが、ほとんどは人気ユーチューバーのヒカルらYouTube有名人に過去の栄光について語ったり、「アンチは怖い」といった悩みを打ち明けるという内容になっていた。
2月10日に投稿された【告白】【ホリエモン堀江貴文】とタイトルに銘打ち、実業家の堀江貴文氏に、テレビに戻りたい理由を包み隠さず語るトーク企画の回でもテレビに執着する気持ちが痛いほど伝わってきた。
「オレ、戻らなあかん場所があるじゃないですか。相方とか、うちの番組とか」とテレビ界に戻りたいと嘆く宮迫。すると堀江氏は、
「戻りたいですか?それどうしてですか?ぼくは完全にビジネス視点で考えるので、あれは絶対衰退していくと思います」と、皆がスマホで観る時代にテレビはすたれていくということを持論をもって指摘した。それでも宮迫は「ビジネス的に考えると違うのかもしらんけど、そこはやっぱり心で考えてしまうから、そこに戻ってあげる努力をしないと…」と煮え切らない表情を見せたのだった
すると堀江氏はこんなふうに返した。
「圧倒的な能力を見せつけるしかない。YouTubeチャンネル100万人ってすごいっすよ。なりふり構わず、ナンバーワン目指せばいいですよ。…ってやると、逆に(テレビの側が宮迫を)欲しくなる」
そしてこの考えに宮迫は「それを目指してます」と便乗するようにうなずいたのだった。堀江氏はこうも説いた。
「一番の問題点はスポンサーさんですよね。オーナー社長で社長の一声で決まるような会社と仲良くなるんですよ。視聴者からクレーム来ますよって言っても、『関係ねえじゃん』って言ってくれるような人と付き合うしかないですよ。そういう社長は逆に全然いると思いますよ」
宮迫は「なるほどね」とうなずいていたが、「紹介してほしいわ。そんな知り合いおらんもん」と早くも他力本願の様子だったのだが…。
まず宮迫にできることは〈芸人、宮迫〉をYouTubeで見せつけ、テレビの側から招かれる時を待つしかないようだ。
(ユーチューブライター・所ひで)