元サッカー日本代表で現在はJリーグ鹿島アントラーズのユースチームでコーチを務めている柳沢敦が、鹿島アントラーズのユーチューブ公式チャンネルで、自宅での過ごし方を明かした。
柳沢といえば、かつて06年のドイツW杯で決定機を逃した際の「急にボールが来たので」発言がそれを略した「QBK」という言葉でいじられてしまった苦い過去も思い出してしまうが、そんな彼は自宅で何をしているのか。意外に思うかもしれないが、なんと家族でうどん作りにトライしてみたのだという。残念ながら上手に作ることはできなかったが、次はそば作りにも挑戦してみたいと話している。
これに対して「なんでラーメンを作らないのか」「そこはラーメンだろ!」と厳しいツッコミがネットに上げられることとなった。なぜラーメンなのか。
「このツッコミには思わず笑ってしまいました。とても愛のある指摘だと思います。彼のことをよく知っていないとできません。というのも、柳沢のお父さんは富山でラーメン店を営んでいたからです。ラーメン店の息子が同じ麺類で、ライバルのうどんやそばを作っちゃいかんだろ、ということなんです(笑)」(スポーツ紙記者)
柳沢のお父さんが経営していたのは、富山県にある「8番らーめん大泉店」。現在は別の人に経営を譲っている。
「8番らーめんは北陸地方を中心に展開しているラーメンチェーンで、当地ではとても有名です。人気は野菜がたっぷりと乗った野菜ラーメン。また、渦巻き模様のナルトの代わりに、『8』と描かれたかまぼこが乗っています。北陸に行ったら必ず食べるというファンも少なくありません」(フードライター)
柳沢にとってラーメンは大切な思い出のはずなのだ。
「今の彼にとって富山の頃のことはどうでもいいのかもしれません。富山出身のスーパースターとして県民からもてはやされた柳沢ですが、QBK騒動やコーチになってからの不貞騒動ですっかり評判を落としてしまいました。何でも富山県民にとってサッカー選手といったら今や柳沢ではなく、中田英寿なんだとか。中田は現在、日本酒のPR役をしていて、富山の酒蔵に足繁く通っているそうです。そのため中田のほうが支持されていると聞きました」(週刊誌記者)
中田と柳沢といえば、シドニー五輪代表チームのエースとして注目を集めたライバル同士。不仲が伝えられたこともある相手に今さら“負けてしまう”とは、柳沢も思っていなかったに違いない。