お笑いコンビ爆笑問題の田中裕二といえば、2015年に山口もえと再婚。2人の連れ子と実子1人をもうけて3人の子持ちとなり、2017年には「イクメンオブザイヤー」を受賞するなど、家事能力に長けた子育て上手な愛妻家というイメージが強い。だが、その金看板がマユツバであることを田中本人が認めた。
5月11日放送のラジオ番組「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送系)にゲストとしてリモート出演したときのこと。田中は、家事をするたびにあまりにふがいないことから、山口に「今までどうやって生きてきたの?」と匙を投げられてしまったエピソードを明かした。
「山口は大手仏壇店の社長令嬢という箱入り娘のうえに、おっとりした見た目から家事ができないイメージが強いが、特技は料理で野菜ソムリエプロという資格を持つなど実際はできる人。バツイチになり、シングルマザー時代を経験したことで一気にスキルアップし家事も育児も手際よくこなせるようになったようです。そして今回、外出自粛で自宅にいる時間が増えるなか、田中がゴミ捨て、洗濯、洗い物、子供の習い事の送り迎えや保育園の送迎などを分担することに。しかし、田中のあまりの出来なさ加減に、どうやら妻はイラついていた様子で、田中がよかれと思ってやったことにことごとくダメ出しをしてくるそうなんです」(芸能ライター)
番組で田中は具体例まで挙げており、「柔軟剤をそんなに入れてどうするんだ」と洗濯機の使い方で小言を言われたり、「歯ブラシの圧が強すぎるから、すぐダメになる」とやることなすこと文句が飛んでくるのだという。
「田中は温和でメゲない性格なので、妻のダメ出しにブチ切れたりはしないでしょう。ただただ、自分の出来なさ加減に申し訳ながっているという感じをうけましたね。とかくやっている感をありありと感じさせるイクメンが大半の中、田中は違っていました。一家言を持つ妻に指摘されるたびに、目から鱗が落ちるといった気づきの連続だったようで、結局は田中なりのおのろけということでしょう」(ネットライター)
パーソナリティーの高田文夫は「ずっと親元で育って、そのまま社会出てすぐ結婚しちゃったから、家のことって何もできないんだよな」と共感していた。確かに田中は家事のお手本となる実母を20歳の時に亡くしており、見よう見まねで覚える暇はなかったようだ。爆笑問題としてデビュー後は仕事に忙殺されていたし、最初の結婚も家事どころか、妻と向き合う姿勢すらなかったことで、失敗してしまったほど。番組で田中は大いにぼやいてみせたが、今、初めての経験に新鮮な驚きとともに小さな幸せを感じているのかもしれない。(塩勢知央)