巨人の新三塁手・中山礼都による「痛恨の空タッチ」に、坂本勇人の必要性を感じたファンは多かった…かもしれない。
それは巨人×中日戦の1-1で迎えた7回裏、無死二塁の場面。中日・村松開人のバントを正面で捕球した井上温大は、素早く三塁の中山へ送球。タイミングは完全なアウトだった。
ところが頭からベースに突っ込んでいった走者の上林誠知は、伸ばした右手の先に中山のグラブがあるのを見てとっさに右手を引くと、左手を伸ばしてベースにタッチする。これがセーフとなり、阿部慎之助監督をリクエストを要求するも、判定は変わらなかった。この直後、スクイズで決勝点を献上している。中山は「僕はタッチしましたし…」と言うが、なんとも難しいプレーだったのだ。
もともと打撃センスに光るものがある中山の課題は、守備力といわれていた。上林の走塁が一枚上手だったといえばそれまでだが、百戦錬磨の坂本であれば、しっかりとタッチしていたのではないか、とも。
とはいえ、その坂本は今ひとつパッとしない。今季は開幕戦から6番・三塁でスタメン出場したが、5打数無安打と沈黙。2試合目は中山に出場を譲ったものの、3試合目も4打数無安打に終わり、翌日から「年俸5億円のベンチ要員」となった。極め付きは2億4000万円の「申告漏れ」発覚だ。
報道によると、坂本は2022年までの3年間に、約2億4000万円の申告漏れを東京国税局から指摘された。その多くは料亭やクラブなどでの飲食代だという。これを業務上の必要経費として、税務申告していたのだ。過少申告加算税を加えた追徴税額は、1億円にもなる。
坂本は昨年5月にも「デイリー新潮」に、総額約1億円の申告漏れがあったと報じられており、「さすがに夜遊びのしすぎ」との指摘が。
これまで複数の女性トラブルを起こしている坂本の「素行不良」は知られたことだが、それでも巨人ファンが見捨てなかったのは、バットや守備でチームを支えてきたから。昨年は打率2割3分8厘、7本塁打と不本意な成績で終わっているだけに、今季にかける思いは強かったはずだ。
坂本の申告漏れ発覚後、Xでは坂本が引き起こした破廉恥スキャンダルに引っ掛けて「けつあな確定申告漏れ」がトレンド入りし、大炎上している。これではもう、中山の守備向上と成長に期待するしかないのかも…。
(ケン高田)