フジテレビの第三者委員会が3月31日に公表した、中居正広氏にまつわる報告書。これまで「芸能関係者X子さん」と言われてきた女性が、実は同局の女性アナウンサーだったことが明かされたが、それ以上に謎めいているのが、「タレントU」なる人物の存在だ。
報告書によれば、2021年12月18日に外資系ホテルのスイートルームで行われた問題の飲み会に、A元アナを含めた女性アナ4人、中居氏、タレントU、フジテレビ幹部B氏らが参加したという。
この会合が開かれる前、B氏は事前にAさんにタレントUの名前を告げて「もし12月18日の夜に、タレントUさんとの飲みにお誘いしたら、来られる可能性ありますか?」とLINEで誘っていた。
最大の注目点は、その会合で「タレントUが芸能界の引退を考えている」という話題、そして「翌日に放送される予定だったテレビ番組に関する話題」が出たことだ。ちなみに翌19日は錦鯉が優勝した「M-1グランプリ2021」(テレビ朝日系)の放送日。翌日に放送される番組の話題が出るということは、それだけ関心が高いプログラムであることは容易に想像できる。
この点からも、タレントUの正体は、お笑い界の大物ではないかと推察できる。
芸能界では引退を公言する人はそうそういない中、例えば松本人志は2021年1月の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で「65歳で辞めようと思ってる」。同年12月にも「何年か前から着陸態勢には入ってる」と引退について言及している。
そして恐ろしいのは、飲み会中の展開だ。午後10時頃に中居氏が唐突にフジ幹部らに退出を促し、中居氏、タレントU、女性アナQ、女性アナRという「男性2人、女性アナ2人」だけが部屋に残ったという。
その後、Qアナの証言によれば、離席したRアナをタレントUが追いかけていき、中居氏とQアナが2人きりになる時間があった。その際、Qアナは中居氏から膝や肩や鎖骨付近を触られ、顔を近づけられたのだと。Aさんともうひとりの女性アナウンサーはその時、どうしていたのか…。
タレントUの「引退」発言が本気だったのか冗談だったのかはわからないが、中居問題の闇はこの人物の存在によって、さらに深まりつつある。
(小泉貴一)