人気作曲家のヒャダインが、レコード会社にキレてみせた?8月16日放送の「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)にて、ガチなクレームを付けたという。
この日は「SNS時代のヒット法則」をテーマに、サブスク時代のヒット曲やアーティストを特集。デビュー曲の「夜に駆ける」がYouTubeで5000万回超も再生されている二人組ユニットのYOASOBIがスタジオ収録初登場を果たすなど、音楽好きにとっては必見の回になっていた。ここでヒャダインから飛び出したクレームについて音楽ライターが指摘する。
「番組では多くの若者たちがスマホアプリ『TikTok』を通して新しい曲に出会っていると紹介。ヒャダインも『今はTikTokで使われてナンボみたいのがあるので、曲の発注書とか来る時に“TikTokでバズりたい”がすごく多くて』と説明していました。そのTikTokではユーザーが“自分で見つけてきた”という感覚を大事にしており、それを踏まえてヒャダインが『いろんなレコード会社の皆さん。TikTokで流行らす曲を作ってくださいっていうのはホントにやめてください』との苦言を呈したのです」
ヒャダインが説明する「SNS時代のヒットの法則」によると、今は「TikTokはムチャクチャ重要なファクター」とのこと。アーティストが最初に曲を発表する場はYouTubeで、そこにフル尺のMVをアップ。それを観てユーザーがTikTokで使ったり、サブスクで聴くという流れが当たり前になっているという。
「TikTokに関してゲスト出演のYOASOBI・Ayaseは、『ツイッターやインスタグラムなどほかのSNSで、すごくTikTokで使われているという情報をキャッチするという感じ』と語っていました。今、大ヒットしている瑛人の『香水』では、昨年5月にMVをYouTubeで公開した際には再生回数が伸びなかったものの、今年4月にTikTokで歌ってみた・弾いてみたが爆発的に増加。4月26日にサブスクで1位になったそうで、仕掛ける側がコントロールできるものではないことを如実に示しています」(前出・音楽ライター)
番組内でヒャダインが語っていた「これがTikTokの最大の特徴で、流行らせようと思っても流行らない」という状況に、レコード会社側も頭を悩ませているのかもしれない。
(金田麻有)