初監督映画「夏、至るころ」の公開を12月4日に控えている女優の池田エライザ。青春映画製作プロジェクト「ぼくらのレシピ図鑑」シリーズの第二弾として企画された同作において、池田は原案も担当。高良健吾、リリー・フランキー、原日出子ら大物俳優がキャスティングされ、公開前から注目を集めている。
映画監督としての池田について「緑あふれる風景の静けさが伝わる映像が非常に個性的。89年に『その男、凶暴につき』で鮮烈なデビューを飾った北野武監督のように『異業種監督』としての飛躍が期待できますよ」と語るのはすでに同作の試写を観たという芸能関係者だ。こうも続ける。
「上海国際映画祭でも上映され海外での評価も上々。次作の企画も進行しているとのことです」
女優、モデル、映画監督と多才さが際立つ池田だが、同関係者は「ほかにも『池田エライザ争奪戦』が繰り広げられている業界があるんですよ」と明かす。その業界とは─。
「音楽業界です。彼女は『歌手としても芸能史に名を残せる』と言われるほどの歌唱力の持ち主。伝説的ミュージシャンの松本隆からも『パンクな妖艶』と絶賛されていて、9月21日にTBS系『CDTVライブ!ライブ!秋のラブソング4時間スペシャル』で森田童子の『ぼくたちの失敗』をカバーしたことも話題となりました。いま複数の音楽プロデューサーの間でオリジナルアルバムの制作を巡る争奪戦が勃発しているんです」(前出・芸能関係者)
まさに、前途洋々。
(山倉卓)