「映画 みんな!エスパーだよ!」の名演がエライザの色香を開花させたのか、彼女の艶技はさらに深化を遂げていくことに。
俳優・村上虹郎との初スキャンダルで文春砲を食らったきっかけともなった作品が、主演を務めた16年放送の「SHIBUYA零丁目」(フジテレビ系)。この作品でエライザと村上は、約4分間にも及ぶ艶かしいキスシーンを披露した。続く17年放送のドラマ「伊藤くんAtoE」(MBS)で濃紺のアンダーウエア姿で男の上にまたがり、さらに同年の配信ドラマ「ぼくは麻理のなか」(FOD)では大胆な「自分で慰める」シーンに挑戦し、視聴者を大いに驚かせた。
「ぼくは──」は、エライザ演じる女子高生・吉崎麻理の肉体に冴えない青年・小森功(吉沢亮)の精神が入り込むという物語で、問題のシーンは第3話に。自分の理解者がいないことに絶望した麻理=小森が、あこがれの女体に溺れるように自分で慰める行為に及ぶのだ。
ワイシャツを脱いで、あおむけに体をベッドに投げ出すと、みずから確認するかのように肌着の上からたわわな胸を柔らかく揉みしだく。その手は静かに下へと降りていくと、スカートの上から秘部を探り当てて…いわば小森と麻理の疑似「男女の営み」とも言える場面で、1分に満たないが、その衝撃度は十分すぎるほどだった。
彼女の色香演技がさらに一歩進んだ出演作品が、18年に公開された「チェリーボーイズ」。地方都市に住む25歳の女性を未経験男トリオが、自分の人生を変えるため“脱未経験”を目指す大作戦を決行するコメディ映画だ。
エライザは3人のマドンナ的存在の女性・釈笛子役を演じている。口技で男を喜ばせることが特技のような異名でと呼ばれている彼女は、東京で夜のサービス嬢の経験があり、金しだいで誰とでも寝るという噂が絶えない。そんな設定だ。
「黒髪のロングヘアで、タイトなミニ丈のスカート、真っ赤なジャケットを着たエライザが瓶ビールをラッパ飲みするシーンは彼女の奔放さと、まるで“口技”をしているような妄想をかきたてられます」(芸能ウオッチャー)
しかし、この映画は妄想では終わらない。ズバリ、彼女が男性に口技を施す描写が用意されていた。
カラオケ中に男性のシンボルをくわえて、1曲歌うまでに口で抜いてしまえば勝ち、という“口技ファイト”の場面だ。エライザはマウスウオッシュで準備を整え、不敵にニヤリと笑ったかと思えば、躊躇なく男の下半身に顔を寄せる。チュパチュパと音を立てながらアエぐ男の表情を見上げて顔を前後させていく。徐々に鼻孔が広がっていくのがまた、実にいやらしい。そのテクニックに、瞬く間に男は放出してしまう。手で口を押さえたエライザは、すばやくティッシュに白濁液を吐き出すと丸めてポイ。そのドライな手際に、彼女の夜のサービス嬢経験が見え隠れするというわけだ。そのまま彼女は、あっという間に5人の男を落としていく。
主人公を演じる林遣都と車内男女の営み寸前までいくシーンも必見だ。
助手席で太腿を大きく開いたエライザの股間に、がっつくように林の頭が突っ込まれている。ペチャペチャと舐める音が終わって林の頭が上がると、エライザは落ち着いた表情で彼にこう語りかける。
「それじゃあ、イレる?」
ここでおじけづいた林が逃げ出してしまう。まさかの表情で慌てる、この彼女の演技がまた実にかわいらしいのだ。性に奔放でありつつ、その素顔はピュアでマジメな女性。複雑なキャラクターを、エライザは大胆な演技でみごとに演じきった。18年も“艶エライザ”は大豊作。Paraviオリジナルドラマ「ツーリスト」第2話(台北篇)では、全脱ぎした姿でエステを受けるシーンのハミ出した横バストが艶っぽいと話題に。そして映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」では、一昔前のコギャル姿を披露、制服マニアに大いにウケたものだ。