お笑い芸人にして絵本作家のキングコング・西野亮廣が、壮大な目標をぶち上げた。自身の手掛けた絵本を原作とし、製作総指揮と脚本も務める映画「えんとつ町のプペル」(12月25日公開)に関して、興行収入100億円を目指していると明かしたもの。
西野は11月28日放送の「おかべろ」(関西テレビ)にて、制作費などを考えると「100万人動員しても失敗なんですよ」と断言。その上で具体的な金額を口にし、「目標ですから、一回は目指さないと」と語っていた。そんな西野がいまや、所属する吉本興業で「カリスマ」視されているというのだ。
「西野が役員を務める『株式会社NISHINO』では、50万部を売り上げた絵本や会員数が7万人を突破したオンラインサロンなど100以上のビジネスを手掛けており、年商は8億円にも成長。本人の年収は『アラフォーの年相応くらいか、それより少し多めくらい』とのことですが、エンタメ事業にはどんどんお金を注ぎ込んでいます。東野幸治から『新世界の創造主』と呼ばれ、芸能界の枠を超えて活躍する姿はいまや、吉本入りを目指す芸人志望の若者たちを強烈に惹きつけているのです」(芸能ライター)
かつての芸人志望者たちはダウンタウンらの正当お笑い芸人にあこがれていたもの。それが最近は西野のようになりたいという若者が少なくないようだ。しかも西野はマスコミからも好かれているというのである。
「取材の際に西野が『何か足りないことはありませんか?』と声をかける光景はおなじみ。この程度の気遣いなら他のタレントでも珍しくありませんが、西野はさらに『取材の前にどんな準備をするんですか?』『どうやってここから記事を書くんですか?』などと、マスコミの仕事をリスペクトしたうえで逆取材してくるのです。それもあって西野を取材した人は彼に一目置き、その壮大な世界観に圧倒されつつも好感を持つといいます。ともあれ、こういった西野の“好奇心”こそが西野の成長を促したことは間違いないでしょう」(前出・芸能ライター)
ほんの数年前までは発言が炎上したり、他の芸人から小馬鹿にされることも少なくなかった西野。そこからカリスマ的存在へと変貌した姿も、若者たちを虜にしているようだ。
(浦山信一)