1月8日、「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)35周年を記念し、韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が放送された。今回、番組オリジナルの吹替えキャストを神木隆之介が担当したという。
「今回の『金ロー』では、家庭教師になりすます青年・ギウの吹き替えを神木が担当しました。過去、人気アニメ映画『サマーウォーズ』や『君の名は。』などで声優を務めた彼ですが、海外映画の吹き替えは『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』以来、約10年ぶり。そのため、すでに映画を見た人たちからも注目を集めたようです」(テレビ誌記者)
そんな「パラサイト」といえば、強烈なビジュアルと怒涛の展開が話題となったほか、米アカデミー賞作品賞を受賞したとあって、「金ロー」には初見の視聴者も殺到。また、ツイッターのトレンドでも、1位にあがるほどの盛り上がりをみせた。しかしその一方で、劇中のある刺激的なシーンが物議を醸しているという。
「『パラサイト』は『PG12』作品ながら、完全ノーカットでゴールデンタイムに放送されました。そんな本編では、夫婦がソファーの上に横たわり、夫が後ろから妻のバストの先端や下半身を、時計回りに激しくまさぐるというシーンがあるのです。放送当日は、緊急事態宣言が発令され、家族で見ている人も多かった。そのため同シーンが放送された瞬間、SNSでは『こんなシーンあるなら先に言ってよ! パラサイトのせいで家庭が崩壊する!』『アカデミー賞作品って聞いたから家族で見てるのに、この空気どうしてくれるんだ』『何年もレスの夫と見ていて非常に気まずい』と悲鳴にも似たツイートが殺到することとなりました」(前出・テレビ誌記者)
とはいえ、「地上波でよく放送できたな。この攻めは素晴らしい」「これからも刺激的な映画を放送してほしい」などと好意的な意見もあがった今回の「金ロー」。実写映画の地上波放送では、久々の話題作となったようだ。