春の大改編を迎え、4月から各局の「朝の顔」が様変わりする。テコ入れをした4局と視聴率トップの番組を持つテレビ朝日。あの手この手で浮上を狙う、美女アナの仁義なき戦いが始まろうとしている。
4月から朝の情報番組を舞台に、激しい視聴率争奪戦が始まりそうだ。
フジテレビでは3月29日から「とくダネ!」に替わり、22年ぶりの新番組「めざまし8」がスタート。メインキャスターを務めるのは、前時間帯の「めざましテレビ」でも7代目女性メインキャスターを5年間も担当した永島優美アナ(29)である。
永島アナといえば3月4日、「めざまし」の生放送で同局員との結婚を報告したばかりだ。フジテレビ関係者が明かす。
「相手は同番組のディレクターだった、1つ年上の先輩社員です。永島アナが『めざまし』を担当する時に、彼が丁寧に仕事を教えたのがきっかけで交際につながったといいます。『めざまし8』は『とくダネ!』とチーフプロデューサーがかぶり、前番組のフィナーレに向けて手がかかっているため、現時点でどのスタッフが新番組を担当するのかも伝わっていない。情報局内のスタッフ全てにその可能性があり、スタートダッシュを狙うならと、新婚夫との再タッグで話題性を持たせる案が浮上している」
「めざまし」は年間平均帯視聴率が同時間帯3年連続で民放トップ。対して、朝8時台になると「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が4年連続でトップを独走している。公私ともに、リスタートを切った永島アナが夫婦で王者の牙城に挑む形となる。
「永島アナが司会者としてタッグを組むのは谷原章介(48)です。情報番組の経験者とはいえ、突発的な生のニュースも扱う部分では不慣れでしょう。そのフォローができるという意味でも、永島アナのスキルが買われています。三宅正治アナ(58)、軽部真一アナ(58)に対するオヤジ転がしのテクも評価され、今や出世街道まっしぐらとの評判です」(フジ関係者)
さて、永島アナが抜けた「めざましテレビ」のセンターを埋めるのは、入社4年目を迎える井上清華アナ(25)だ。目立ったスキャンダルもなく、1年目から同番組の一員として経験を積んできた。別のフジ関係者が証言する。
「現場の雰囲気としては、次は井上しかいないだろうという感じでした。年上のディレクターに対しても、はっきり意見を言う姿は意外と勝ち気な性格です」
バラエティー番組でも「学生時代から『なめられたら負け』が口癖。実家の家訓でもあります」と明かしたこともある。
先輩アナを差し置いて8代目メインの座を勝ち取ったが、その負けん気で他局を圧倒したいところだ。